埼玉県久喜市六万部の障害者施設「久喜けいわ」で、一流シェフの舌をうならせる手作りみそを製造している。パレスホテル大宮(さいたま市大宮区)では昨年からみその仕入れ先をすべて「久喜けいわ」産に切り替え、先月は特別記念メニューを考案してレストランで提供。利用客から好評を得たという。
久喜けいわで作っている「けいわ味噌(みそ)」(1パック400円)は、自家製大豆とコメ、食塩だけを使って天然醸造した生みそで、米麹(こうじ)の芳(ほう)醇(じゅん)な甘みが特徴。通所者5人が協力して年間6トンを生産している。
パレスホテル大宮では昨年夏、23年間使っていたブレンドみその使用をやめ、洋食レストランで使うみそをすべて「けいわ味噌」に切り替えた。1カ月かけて実施したモニタリング調査では「まろやかでおいしい」と好評だったという。
「独特の甘みがあり、何にでも応用できる」と評価するのは同ホテルの統括料理長、毛塚智之シェフ。4月は、同ホテルの25周年記念限定メニュー「かんぴょうのカルボナーラ」で、「けいわ味噌」のソースを使用したという。
久喜けいわでは平成5年ごろから地元に伝わる伝統的方法でみそ作りを開始。専門店からアドバイスを受けながら、麹と大豆の比率や熟成期間などを微調整しつつ、味を磨いてきた。徐々に人気が出てきたため、13年には大量生産できる設備を導入、久喜市内の学校給食への納品も始めた。
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まろやかなおいしさで、高い評価を受けている「けいわ味噌」=久喜市
池並雪枝常務理事は「障害者施設だからと妥協せず、おいしい物を作ろうと挑戦してきた」と振り返る。通所者自身がみそを売り込みに外へ出ることもあるといい、池並常務理事は「認められつつあることが勤労意欲にもつながっている」と話す。
毛塚シェフも「障害者施設産製品の価値を上げることも狙いだが、ホテルで使えるだけの実力があるのも事実。これをきっかけにおいしいみそとして広まってくれれば」と期待感を寄せている。
MSN産経ニュース-2013.5.10 22:04
久喜けいわで作っている「けいわ味噌(みそ)」(1パック400円)は、自家製大豆とコメ、食塩だけを使って天然醸造した生みそで、米麹(こうじ)の芳(ほう)醇(じゅん)な甘みが特徴。通所者5人が協力して年間6トンを生産している。
パレスホテル大宮では昨年夏、23年間使っていたブレンドみその使用をやめ、洋食レストランで使うみそをすべて「けいわ味噌」に切り替えた。1カ月かけて実施したモニタリング調査では「まろやかでおいしい」と好評だったという。
「独特の甘みがあり、何にでも応用できる」と評価するのは同ホテルの統括料理長、毛塚智之シェフ。4月は、同ホテルの25周年記念限定メニュー「かんぴょうのカルボナーラ」で、「けいわ味噌」のソースを使用したという。
久喜けいわでは平成5年ごろから地元に伝わる伝統的方法でみそ作りを開始。専門店からアドバイスを受けながら、麹と大豆の比率や熟成期間などを微調整しつつ、味を磨いてきた。徐々に人気が出てきたため、13年には大量生産できる設備を導入、久喜市内の学校給食への納品も始めた。
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まろやかなおいしさで、高い評価を受けている「けいわ味噌」=久喜市
池並雪枝常務理事は「障害者施設だからと妥協せず、おいしい物を作ろうと挑戦してきた」と振り返る。通所者自身がみそを売り込みに外へ出ることもあるといい、池並常務理事は「認められつつあることが勤労意欲にもつながっている」と話す。
毛塚シェフも「障害者施設産製品の価値を上げることも狙いだが、ホテルで使えるだけの実力があるのも事実。これをきっかけにおいしいみそとして広まってくれれば」と期待感を寄せている。
MSN産経ニュース-2013.5.10 22:04