Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

障害者働く「カフェ デ ソル」オープン1カ月、地域へ根差した憩いの場に/南足柄

 知的障害者の自立支援を目的とした南足柄市和田河原のカフェ「カフェ デ ソル」がオープン1カ月を迎えた。農薬を使わずに栽培した米や野菜を使ったメニューをそろえ、少しずつリピーターが増えている。地元商店との連携を図り、地域に根差した憩いの場として定着を目指している。

 障害者の就労支援や介護事業などに携わる社会福祉法人「足柄緑の会コスモス学園」が運営。知的障害者に社会参加の機会を提供しようと、伊豆箱根鉄道大雄山線和田河原駅に隣接した空き店舗を借りて4月にカフェをオープンした。

 ゆったりと過ごしてもらいたいと、約100平方メートルの広々とした店内に設けた席は30席。調理は同学園の職員が担当し、4人の障害者が交代で注文を受けたり料理を運んだりしている。

 別の場所で水耕栽培で育てたレタスやサヤエンドウ、タマネギなどを使ったサラダやスープのほか、地元パン屋の食パンを使ったトーストや奈良県の知的障害施設で作られたハンバーグなどがメニューに並ぶ。

 付近の男性が毎週のようにランチタイムに訪れたり、会社員が仕事帰りに立ち寄って一服したりするなど、少しずつ常連客が増えているという。

 カフェで働く湯山友季美さん(28)は「最初は緊張したけれど、今は自然体。お客さんに気持ち良く過ごしてもらえるように、笑顔で接客したい」と意欲的だ。福岡新司園長は「地域の人との接点が増えるように、メニューなどを充実させたい」と今後を見据えていた。

 営業時間は平日午前7時半〜午後6時半。営業終了後の団体の貸し切りも可能という。問い合わせは、同カフェ電話0465(46)8850。

47NEWS-2013年5月16日

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>