尾道市因島重井町に、知的障害者たちが働くピザとパスタの店がオープンした。障害者の就労支援施設などを運営する社会福祉法人若葉(因島大浜町)が就労訓練の場にと開いた。施設に通う2人が職員と接客や調理を担当している。
店名は、フランス語とイタリア語を組み合わせ「アン・パッソ」とした。一歩の意味という。開店と同時に訪れた主婦たちに茶色のエプロンとベレー帽姿の吉本実加さん(20)たち4人が「いらっしゃいませ」と出迎えた。吉本さんと厨房(ちゅうぼう)担当の宇野幸司さん(31)は知的障害があり、同法人の施設に通っている。
メニューは、カルボナーラなどパスタ3種類と、自家製生地にピーマンやサラミ、シメジなどを載せたピザ。吉本さんは「お客さんとおしゃべりできるのがうれしい。早く慣れたい」と張り切る。
店舗は昨年10月、建築会社の事務所跡(約30平方メートル)を改修し、今年4月下旬に完成した。工事費約750万円の一部に国の障害者自立支援特別対策事業の補助金を充てた。同店=電話0845(25)1111。
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【写真説明】オープンした「アン・パッソ」の店内
中国新聞- '13/5/19
店名は、フランス語とイタリア語を組み合わせ「アン・パッソ」とした。一歩の意味という。開店と同時に訪れた主婦たちに茶色のエプロンとベレー帽姿の吉本実加さん(20)たち4人が「いらっしゃいませ」と出迎えた。吉本さんと厨房(ちゅうぼう)担当の宇野幸司さん(31)は知的障害があり、同法人の施設に通っている。
メニューは、カルボナーラなどパスタ3種類と、自家製生地にピーマンやサラミ、シメジなどを載せたピザ。吉本さんは「お客さんとおしゃべりできるのがうれしい。早く慣れたい」と張り切る。
店舗は昨年10月、建築会社の事務所跡(約30平方メートル)を改修し、今年4月下旬に完成した。工事費約750万円の一部に国の障害者自立支援特別対策事業の補助金を充てた。同店=電話0845(25)1111。

【写真説明】オープンした「アン・パッソ」の店内
中国新聞- '13/5/19