蕨市で8月にある作品展に向け、障害者就労支援事業所「さんご」(さいたま市南区)のメンバーが作品作りに取り組んでいる。作品展は、強迫神経症や線維筋痛症などさまざまな難病を抱える高橋喜代美さん(43)=蕨市在住=が企画。このイベントで高橋さんと「さんご」のメンバーが出会ったことが縁となり、一緒に作品を展示することになった。
「さんご」には、現在、18〜46歳の33人の障害者が通所する。焼き菓子製造や弁当の宅配、鉛筆キャップの組み立て作業などさまざまな仕事に従事している。作品作りは仕事の合間に行う。
今回は、高橋さんのアイデアで、布製バッグに好きな絵を描いた作品を出展することに決めた。絵を描くのが好きな人がいる一方、何を描いたらいいか分からず戸惑う人もおり、職員らが声をかけ手本を見せながら作品づくりに励んでいる。かわいいウサギを描いたものや自分の手形をつけたもの、大好きなフルーツをカラフルに何個も描いたものなど、それぞれの作者の「思い」が詰まった作品作りが進む。
高橋さんは「みんな気持ちが純粋だから、作品作りを応援していると楽しく、やりがいがある。決して一人じゃないと、逆に励まされます」と話す。
作品展は8月2〜4日、蕨市中央1のスギタホールで開催予定。今回で4回目の開催で、作品数は年々増加している。昨年は40点の作品が並び、着実に支援の輪が広がっている。
毎日新聞 2013年06月04日 地方版
「さんご」には、現在、18〜46歳の33人の障害者が通所する。焼き菓子製造や弁当の宅配、鉛筆キャップの組み立て作業などさまざまな仕事に従事している。作品作りは仕事の合間に行う。
今回は、高橋さんのアイデアで、布製バッグに好きな絵を描いた作品を出展することに決めた。絵を描くのが好きな人がいる一方、何を描いたらいいか分からず戸惑う人もおり、職員らが声をかけ手本を見せながら作品づくりに励んでいる。かわいいウサギを描いたものや自分の手形をつけたもの、大好きなフルーツをカラフルに何個も描いたものなど、それぞれの作者の「思い」が詰まった作品作りが進む。
高橋さんは「みんな気持ちが純粋だから、作品作りを応援していると楽しく、やりがいがある。決して一人じゃないと、逆に励まされます」と話す。
作品展は8月2〜4日、蕨市中央1のスギタホールで開催予定。今回で4回目の開催で、作品数は年々増加している。昨年は40点の作品が並び、着実に支援の輪が広がっている。
毎日新聞 2013年06月04日 地方版