チェコ・プラハ市で開催されている知的障害者の陸上世界選手権は14日(日本時間同日深夜)、女子400メートルリレー決勝があり、南阿蘇村の白水中3年の徳永知花さん(15)らの日本チームが日本新記録で優勝した。金メダルを獲得した徳永さんの快挙に、指導者や地元住民にも歓喜の輪が広がった。
同選手権は52カ国が登録する国際知的障害者スポーツ連盟(INAS)主催。日本選手団は、選手27人、スタッフ11人の計38人が参加している。
日本知的障害者陸上競技連盟(千葉県山武市)によると、徳永さんは400メートルリレーの第1走者。日本チームはポルトガルとの接戦を振り切って、トップでゴール。タイムはこれまでの日本記録を2秒以上縮める54秒17だった。
南阿蘇村の両親に吉報が届いたのは15日午前5時半ごろ。徳永さんは「リレーで金メダルを取れたよ」と声が弾んでいたという。
体重486グラムの「超低出生体重児」として生まれた徳永さん。小学生で陸上を始め、周囲の支えもあり成長を続けてきた。母親の麻美さんは「悩んだ時期もあったけど、陸上をさせて良かった」と喜びをかみしめる。
徳永さんを支えた指導者や、地元からも喜びの声が上がった。
個人指導を続ける熊本障害者陸上競技協会の中尾直道会長(62)は「よく頑張った。知的障害者の世界大会でのメダル獲得は、県内で初めてではないか。本番に強いところを見せてくれた」と称えた。
白水中陸上部の同級生工藤志歩さん(14)は「練習をいつも頑張っていたので、結果が出て良かった。『お疲れさま』と言いたい」。大会出場を支援した南阿蘇村の長野敏也村長は「村としても名誉なこと。子どもたちの励みにもなる」と語った。
熊本日日新聞 -2013年06月16日
同選手権は52カ国が登録する国際知的障害者スポーツ連盟(INAS)主催。日本選手団は、選手27人、スタッフ11人の計38人が参加している。
日本知的障害者陸上競技連盟(千葉県山武市)によると、徳永さんは400メートルリレーの第1走者。日本チームはポルトガルとの接戦を振り切って、トップでゴール。タイムはこれまでの日本記録を2秒以上縮める54秒17だった。
南阿蘇村の両親に吉報が届いたのは15日午前5時半ごろ。徳永さんは「リレーで金メダルを取れたよ」と声が弾んでいたという。
体重486グラムの「超低出生体重児」として生まれた徳永さん。小学生で陸上を始め、周囲の支えもあり成長を続けてきた。母親の麻美さんは「悩んだ時期もあったけど、陸上をさせて良かった」と喜びをかみしめる。
徳永さんを支えた指導者や、地元からも喜びの声が上がった。
個人指導を続ける熊本障害者陸上競技協会の中尾直道会長(62)は「よく頑張った。知的障害者の世界大会でのメダル獲得は、県内で初めてではないか。本番に強いところを見せてくれた」と称えた。
白水中陸上部の同級生工藤志歩さん(14)は「練習をいつも頑張っていたので、結果が出て良かった。『お疲れさま』と言いたい」。大会出場を支援した南阿蘇村の長野敏也村長は「村としても名誉なこと。子どもたちの励みにもなる」と語った。
熊本日日新聞 -2013年06月16日