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障害者暴行 元職員に懲役1年求刑

 島原市の障害者支援施設「島原療護センター」で、入所者を殴って重傷をおわせたとして傷害罪に問われた元職員岡田卓被告(27)の初公判が18日、長崎地裁で開かれた。岡田被告は「間違いありません」と起訴事実を認め、検察側が「重度の障害をもつ被害者の顔面を殴っており、犯行態様は危険で卑劣」として懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は7月2日。

 検察側は論告で「犯行後、自己保身に走り、傷害を負わせたことを誰にも報告していなかった」と指摘。弁護側は「突発的な犯行で常習性はない。罪を認め、反省している」として執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状によると、岡田被告は昨年7月17日未明、同センターで入所者の男性(76)に爪を立てて腕を強くつかまれたことに腹を立て、男性の顔を拳で1回殴り、鼻の骨を折る重傷を負わせたとされる。

 同センターではほかに、元職員の介護福祉士、金子修被告(29)が傷害容疑で逮捕(1審で実刑判決を受け控訴)され、別の元職員5人も複数の入所者に暴行したとして書類送検され、罰金の略式命令を受けた。

(2013年6月19日 読売新聞)

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