「ハローワーク特区」の事業の一環として、県とハローワーク佐賀(佐賀市)は20日、多機能情報端末・iPad(アイパッド)を使った障害者の就労支援を始めた。障害者と企業を仲介する県のコーディネーターが施設などへの訪問時、求人や求職者の情報を示す際に活用する。県は「情報提供を円滑にして、障害者の雇用促進につなげたい」と期待している。(
ハローワーク佐賀の管内(佐賀、多久、小城、神埼の4市)の特区は、昨年10月に開始。県と国がそれぞれ実施していた就労支援などを一体的に行って、サービスの充実や業務の効率化を目指している。
県とハローワーク佐賀は、情報の共有化を進める中で、サービス向上を図ろうと、iPad1台を導入することにした。
県の非常勤嘱託職員の就労支援コーディネーターが持ち歩き、企業の事務所を訪れた時に、就職を希望する障害者の経験職種や資格、障害の種類を表示しながら説明。障害者が訓練する施設を訪問した際は、ハローワークの求人情報を素早く検索し、職種別などで示す。
個人情報保護のため、個人名や住所は取り扱わず、情報は一括してサーバーで管理し、端末に保存しない。実績が出れば、iPadの追加購入を検討する。
20日は、コーディネーターが佐賀市の就労移行支援事業所「ステップ・ワーカーズ」を訪問し、iPadの使用などについて説明した。事業所側からは、「障害者の仕事に対する意欲を動画で撮影し、企業に見せることはできないか」といった意見が聞かれ、管理者の江口りかさん(32)は「求めている企業などをすぐに検索できるのは便利」と歓迎した。
県就労支援室の高尾徳二室長(53)は「企業の写真や動画を使って、障害者が働くイメージがわくような工夫も考えていきたい」と話している。
(2013年6月21日 読売新聞)
ハローワーク佐賀の管内(佐賀、多久、小城、神埼の4市)の特区は、昨年10月に開始。県と国がそれぞれ実施していた就労支援などを一体的に行って、サービスの充実や業務の効率化を目指している。
県とハローワーク佐賀は、情報の共有化を進める中で、サービス向上を図ろうと、iPad1台を導入することにした。
県の非常勤嘱託職員の就労支援コーディネーターが持ち歩き、企業の事務所を訪れた時に、就職を希望する障害者の経験職種や資格、障害の種類を表示しながら説明。障害者が訓練する施設を訪問した際は、ハローワークの求人情報を素早く検索し、職種別などで示す。
個人情報保護のため、個人名や住所は取り扱わず、情報は一括してサーバーで管理し、端末に保存しない。実績が出れば、iPadの追加購入を検討する。
20日は、コーディネーターが佐賀市の就労移行支援事業所「ステップ・ワーカーズ」を訪問し、iPadの使用などについて説明した。事業所側からは、「障害者の仕事に対する意欲を動画で撮影し、企業に見せることはできないか」といった意見が聞かれ、管理者の江口りかさん(32)は「求めている企業などをすぐに検索できるのは便利」と歓迎した。
県就労支援室の高尾徳二室長(53)は「企業の写真や動画を使って、障害者が働くイメージがわくような工夫も考えていきたい」と話している。
(2013年6月21日 読売新聞)