別府市天満町のゲートボール場で5人の聴覚障害者と健常者でつくるチーム「手話サークル」が練習に励んでいる。5月にあった市内の大会で2位に入ったほか、2選手は県体にも出場する。手話や身ぶり手ぶり、時には地面に字を書いて意思疎通を図りながら、チームワークや競技力を高めている。
チーム結成は昨年、市ゲートボール協会境川校区理事の笠置九州男さん(80)が別の場所で練習していた5人を誘ったことから始まった。日曜日と雨の日以外は毎日練習しており、5月にあった同協会の大会では11チーム中2位になった。
メンバーで、県聴覚障害者協会理事長の西村務さん(63)は「(健常者に)ルールを教えてもらい、プレーが楽しくなった」。妻の典子さん(63)も「一緒に練習して技術が上がっていくのがうれしい」と話す。
練習や大会の連絡はメールやファクスを活用。試合中も「手ぶりで指示すれば伝わるよ」と笠置さん。ただ、試合に集中しすぎると監督の指示に気付かないこともあるとか。そんなときは健常者のメンバーが肩をたたいて知らせるという。
典子さんと河村久美子さん(49)はともに県民体育大会ゲートボール女子の市代表のチームメンバー。市ゲートボール協会審判部長の板井法子さん(76)は「県体のチームづくりにいつも苦労しますが、典子さんたちが快く出場してくれて感謝しています」と話している。
5人の当面の目標は「第28回県身体障害者ゲートボール大会」(7月17日、大分市で開催)。チーム力と、練習の成果を発揮して優勝するつもりだ。
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次の一打を身ぶりで示すメンバーたち。秋月かよ子さん(写真右)は「技術的にはまだまだだけど、勉強になって楽しい」と話す。中央が西村さん夫婦、左はチーム代表の広実嘉子さん
大分合同新聞-[2013年06月21日 09:52]
チーム結成は昨年、市ゲートボール協会境川校区理事の笠置九州男さん(80)が別の場所で練習していた5人を誘ったことから始まった。日曜日と雨の日以外は毎日練習しており、5月にあった同協会の大会では11チーム中2位になった。
メンバーで、県聴覚障害者協会理事長の西村務さん(63)は「(健常者に)ルールを教えてもらい、プレーが楽しくなった」。妻の典子さん(63)も「一緒に練習して技術が上がっていくのがうれしい」と話す。
練習や大会の連絡はメールやファクスを活用。試合中も「手ぶりで指示すれば伝わるよ」と笠置さん。ただ、試合に集中しすぎると監督の指示に気付かないこともあるとか。そんなときは健常者のメンバーが肩をたたいて知らせるという。
典子さんと河村久美子さん(49)はともに県民体育大会ゲートボール女子の市代表のチームメンバー。市ゲートボール協会審判部長の板井法子さん(76)は「県体のチームづくりにいつも苦労しますが、典子さんたちが快く出場してくれて感謝しています」と話している。
5人の当面の目標は「第28回県身体障害者ゲートボール大会」(7月17日、大分市で開催)。チーム力と、練習の成果を発揮して優勝するつもりだ。

次の一打を身ぶりで示すメンバーたち。秋月かよ子さん(写真右)は「技術的にはまだまだだけど、勉強になって楽しい」と話す。中央が西村さん夫婦、左はチーム代表の広実嘉子さん
大分合同新聞-[2013年06月21日 09:52]