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障害者が販路開拓へ野菜市

 福山市内の障害者支援施設で、農業の取り組みが広がっている。収入アップとともに、土に触れて野菜の成長を見守る喜びが、生きがいにつながる効果も期待されている。29日には、販路拡大を目指す6施設が産直市を開く。

 同市神辺町の「あかつき」は今春、ビニールハウス6棟でホウレンソウとコマツナの栽培を始めた。これまでの食品や雑貨の袋詰め作業は年々、単価も受注量も減少している。芦田義知所長(57)は「障害者が高齢になれば入所施設も必要になる。収入増が必要」と栽培の理由を話す。

 新涯町の「絆の家」も1月、シイタケ作りをスタート。収穫の喜びが利用者の前向きな気持ちや生きがいにつながっているという。

 6施設は障害者の就労支援などに取り組む一般社団法人トータルライフサポートふくやま(加茂町)の提案を受け、1年前から畑を見学し合いながら農法や作業を工夫してきた。課題は販路の開拓。道の駅やスーパーに卸しているが、営業を担う職員が限られ、なかなか広がらないのが現実だ。そこで産直市開催を思い立ったという。

 29日は午前9時から業務雑貨などを扱う同市東深津町のモダン・プロ福山店で開く。障害者たちがトマトやジャガイモ、タマネギなど約20種を100円均一で販売。各施設のチラシを配りPRする。トータルライフサポートふくやま=電話050(3386)6219。

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【写真説明】野菜を手に打ち合わせる各施設の職員

中国新聞- "13/6/22

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