岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで22、23の両日、「障害のある人たちの卒後を考える交流集会」が開かれた。全国の障害者や保護者、支援団体の関係者ら約100人が、学校卒業後の地域生活や就労の課題、支援策を話し合った。
岐阜市のNPO法人障害者自立センターつっかいぼう(吉田朱美理事長)などでつくる実行委員会が開いた。
ハンディキャップを持つ労働者の割合が3割以上の「社会的事業所」づくりを促すため、支援の法制化を求める運動を展開しているNPO法人共同連(名古屋市)の斎藤縣三事務局長が「どうなる障害者の仕事、くらし、そして共生」と題して講演。その後、地域生活と就労の各分科会に分かれて、当事者が意見を交わした。
就労の分科会では県内の保護者が「生活介護の施設に通ってハンガーを作っているが、月1000円しかもらえない。近くに就労継続支援事業所もない」と悩みを吐露。参加者からは「障害者が特性を生かして働ける場はなかなかない。自分たちでつくる努力が必要」との意見が出された。斎藤さんも「NPO団体をつくり、役所に清掃の仕事を請け負わせてほしいと働き掛けるのも一案」と同調した。
![]()
障害者の就労について意見交換した分科会=岐阜市橋本町、ハートフルスクエアーG
岐阜新聞-2013年06月24日09:21
岐阜市のNPO法人障害者自立センターつっかいぼう(吉田朱美理事長)などでつくる実行委員会が開いた。
ハンディキャップを持つ労働者の割合が3割以上の「社会的事業所」づくりを促すため、支援の法制化を求める運動を展開しているNPO法人共同連(名古屋市)の斎藤縣三事務局長が「どうなる障害者の仕事、くらし、そして共生」と題して講演。その後、地域生活と就労の各分科会に分かれて、当事者が意見を交わした。
就労の分科会では県内の保護者が「生活介護の施設に通ってハンガーを作っているが、月1000円しかもらえない。近くに就労継続支援事業所もない」と悩みを吐露。参加者からは「障害者が特性を生かして働ける場はなかなかない。自分たちでつくる努力が必要」との意見が出された。斎藤さんも「NPO団体をつくり、役所に清掃の仕事を請け負わせてほしいと働き掛けるのも一案」と同調した。

障害者の就労について意見交換した分科会=岐阜市橋本町、ハートフルスクエアーG
岐阜新聞-2013年06月24日09:21