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Channel: ゴエモンのつぶやき
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共進会山車組で再出発、来年以降も祭りへ

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 今年の八戸三社大祭を最後の運行としていた八戸共作連山車組(泉山彰会長)が、組織名を「八戸共進会山車組」に変更し、来年以降も祭りに参加することになった。4日に八戸パークホテルで開かれた共作連の20周年記念祝賀会で、泉山会長が明らかにした。共作連に参加する障害者や子どもから存続を求める声が相次いだためで、泉山会長は「多くの人を巻き込んだ新たな山車組にしたい」と?再出発?に向け意気込んでいる。
 共作連は、障害者の社会参加を目指す八戸市内の福祉関係者らが中心となり、「障害者と健常者が共に山車製作運行する会」として1993年に三社大祭に初参加。今年の山車審査では初めて伝統山車賞を受賞した。
 ただ、ピーク時に約150人いた参加者は「他の山車組でも障害者を受け入れる環境が整った」(泉山会長)ことなどから年々減少。今年の祭りを前に共作連としての「最後の運行」を表明し、新たな山車組への移行を視野に今後の方向性を検討していた。
 共進会の正式名は「八戸広域市民と共に山車製作運行する会・八戸共進会山車組」。組織変更に伴い、泉山会長は顧問に就任する予定で、共作連で山車制作責任者を務めた北澤邦明さん(64)が山車組の代表となる。
 共作連と同様、長者山新羅神社の氏子は変わらず、来年1月に開かれる、はちのへ山車振興会の総会で報告、正式に発足する。北澤さんは取材に「子どもたちが祭りを楽しみにしている。参加したい人がいる限りは、山車組をつなげていきたかった」と存続を決めた理由を話す。これまで共作連に参加してきた障害者や子どもに加え近隣に山車組がない住民、市内に居住する転勤族を巻き込んだ組織にする考えで、「市民や県外企業の人が参加しやすい山車組にしたい」と意欲を示した。
 4日の祝賀会には、小林眞市長や祭り関係者ら約120人が出席。「八戸共進会」と書かれた新たな山車組旗がお披露目された。
 泉山会長は主催者あいさつの後、北澤さんに親方のはんてんを手渡して山車組の代表を?バトンタッチ?。取材に対し「20周年を迎えられて皆さんに感謝している。これからは新たな山車組として頑張りたい」と語った。


【写真説明】八戸共進会山車組として来年も八戸三社大祭に参加することを表明した泉山彰会長(右から2人目)。新たな代表となる北澤手明さん(左)に親方のはんてんを引き継いだ=4日、八戸パークホテル

デーリー東北新聞社 Online Service-(2012/11/05 11:13)

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