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福祉仮設住宅に彩り 外壁に色付き鋼板設置 石巻

 東日本大震災で被災した障害者とその家族が暮らす宮城県石巻市須江のケア付き福祉仮設住宅「小国の郷(さと)」で、外壁に桜色と若葉色の鋼板が設置された。東京の鋼板メーカーなどが寄贈し、6日に現地で完工セレモニーが行われる。
 小国の郷では障害者と家族約100人が暮らし、常駐するスタッフが自立支援に当たる。色付き鋼板は「色彩の力で仮設の暮らしを快適にしたい」と、JFE鋼板(東京)など2社が設置した。
 同社などは東北大の心理学の専門家から助言を仰ぎ、「幸福感をもたらしたり、心身を穏やかにしたりする効果がある」とされる淡い桜色と若葉色を選択。仮設住宅10棟の外壁を覆う約800平方メートル分の鋼板を提供し、設置作業も請け負った。
 小国の郷を管理する社会福祉法人「石巻祥心会」は「大変ありがたい。暮らしに彩りが生まれる」と歓迎。福祉仮設住宅で暮らす女性(49)は「真っ白な壁よりもずっといい。特に若葉色は見ているとほっとする」と笑顔を見せた。

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福祉仮設住宅の外壁に若草色の鋼板を取り付ける作業員

河北新報- 2012年11月05日月曜日

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