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Channel: ゴエモンのつぶやき
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岡山県地図の木製パズル好評 東京ミッドタウンで販売

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 社会福祉法人・旭川荘の重度身体障害者就労支援施設「吉備ワークホーム」(岡山市北区〓園)の入所者手作りの木製パズルが、高級店が軒を連ねる東京港区の人気商業施設・東京ミッドタウン内の雑貨店「ジ カバー ニッポン」で販売されている。製作したのは本屋(もとや)一雄さん(63)。シンプルなデザインに加え、優しい木のぬくもりを伝える“逸品”と好評だ。

 本屋さんは病気で右足を切断し、車いす生活。2004年に同ホームに入所した。もともと会社員で木工とは特に縁はなかったが、06年から職員の勧めで挑戦している。

 パズルは日本地図版(縦35センチ、横50センチ、1万2千円)と、岡山県地図版(縦横各35センチ、8千円)の2種類ある。厚さ1センチのベニヤ板に写した地図を、数センチのピースに電動の糸のこぎりで切断。その後、丁寧にやすりがけを施し、ニスを塗って約2週間で仕上げる。本屋さん一人の受注生産で、同ホームでのみ販売。丁寧な作業が高評価を得ていたが、年間数個売れるだけだった。

 しかし、作品の評判は県備前県民局にも届いており、8月、同県民局が東京ミッドタウン内の雑貨店と連携し、同店でテスト販売する県産の工芸品や加工品計106品目の一つに選ばれた。パズルとしては高級品だけに売り上げは四つだったが、手作業ならではの素朴さや温かさが評価され、継続販売が決まった。

 プレゼントや自宅のインテリアとして購入されたといい、同店の小池ひとみ店長(38)は「クリスマス商戦などギフトシーズンに人気を集める可能性はある」と期待する。

 問い合わせは同ホーム(086―275―2486)。

※〓は「ネ」へんに「氏」


東京ミッドタウンで販売されているパズルを手にする本屋さん

山陽新聞-(2012/11/5 11:02)

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