町田市に住む重度身体障害者の男性二人が二十二日、障害者総合支援法に基づき市が決定した障害福祉サービスの支給量では、生命の安全が脅かされ、自立した生活ができないとして、市障がい福祉課に対し、それぞれ支給量を増やすよう求める変更申請をした。
申請したのは、筋ジストロフィーで人工呼吸器を使用する二十代の男性と、脳性まひによる四肢まひのある竹田敦史さん(37)。障害福祉サービスの中で、重い身体障害のある人の生活を総合的に支援する「重度訪問介護」の時間を増やすよう求めた。このサービスの利用者は、世帯所得に応じて一定額を負担する。
一人暮らしの竹田さんは現在、重度訪問介護は一カ月あたり四百三時間と決められており、一日あたり十三時間だ。日中は仕事先でヘルパーが介護してくれるため、訪問介護サービスは自宅で過ごす夜間の生活に充てている。
しかし、仕事が休みの日の昼間、一人の時に車いすから落ち、四〜五時間動けなかったことがあり、「命にかかわるかと思った」と振り返る。症状も以前より重くなってきたとして、一カ月あたり五百八十九時間への変更を申請した。
竹田さんは「このままでは未来が閉ざされてしまう。社会参加を続けるために支給時間を増やしてほしい」と話す。
市障がい福祉課は「変更申請があった場合は内容を見て判断しており、通常通り判断する」としている。
東京新聞- 2013年7月23日
申請したのは、筋ジストロフィーで人工呼吸器を使用する二十代の男性と、脳性まひによる四肢まひのある竹田敦史さん(37)。障害福祉サービスの中で、重い身体障害のある人の生活を総合的に支援する「重度訪問介護」の時間を増やすよう求めた。このサービスの利用者は、世帯所得に応じて一定額を負担する。
一人暮らしの竹田さんは現在、重度訪問介護は一カ月あたり四百三時間と決められており、一日あたり十三時間だ。日中は仕事先でヘルパーが介護してくれるため、訪問介護サービスは自宅で過ごす夜間の生活に充てている。
しかし、仕事が休みの日の昼間、一人の時に車いすから落ち、四〜五時間動けなかったことがあり、「命にかかわるかと思った」と振り返る。症状も以前より重くなってきたとして、一カ月あたり五百八十九時間への変更を申請した。
竹田さんは「このままでは未来が閉ざされてしまう。社会参加を続けるために支給時間を増やしてほしい」と話す。
市障がい福祉課は「変更申請があった場合は内容を見て判断しており、通常通り判断する」としている。
東京新聞- 2013年7月23日