【大田原】福祉の担い手育成を目的とした「中高生が考える福祉のまちづくりin大田原」がこのほど、市福祉センターで開かれ、市内外の中高生が障害者との街頭点検などを通し、バリアフリーの現状や課題について考えた。
国際医療福祉大福祉教育研究会と市社会福祉協議会が3年前から開催。ことしは「障害のある方や高齢者にとって、やさしいまちづくり」がテーマで、最多の39人が参加した。
同大医療福祉・マネジメント学科の大石剛史専任講師が講話。自分とは異なる人の状況に想像力が及ばないことが、優しい街づくりへの障害になっているとし、「相手を配慮したり、どうすればよい街になるかをみんなで考えることが重要」などと呼び掛けた。
参加者は身体障害者や視覚障害者、高齢者らと一緒に街頭を点検。車いすを利用する鈴木庸一さんと歩いた参加者は「歩道が狭く、車いすと歩行者の行き来が困難」「段差がある」といった意見を出し合った。鈴木さんは歩道にある側溝ブロックの穴が大きいことを指摘。「車いすの車輪がはまったり、高齢者がつまずいたりする危険がある」と提起した。
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下野新聞-(8月14日 朝刊)
国際医療福祉大福祉教育研究会と市社会福祉協議会が3年前から開催。ことしは「障害のある方や高齢者にとって、やさしいまちづくり」がテーマで、最多の39人が参加した。
同大医療福祉・マネジメント学科の大石剛史専任講師が講話。自分とは異なる人の状況に想像力が及ばないことが、優しい街づくりへの障害になっているとし、「相手を配慮したり、どうすればよい街になるかをみんなで考えることが重要」などと呼び掛けた。
参加者は身体障害者や視覚障害者、高齢者らと一緒に街頭を点検。車いすを利用する鈴木庸一さんと歩いた参加者は「歩道が狭く、車いすと歩行者の行き来が困難」「段差がある」といった意見を出し合った。鈴木さんは歩道にある側溝ブロックの穴が大きいことを指摘。「車いすの車輪がはまったり、高齢者がつまずいたりする危険がある」と提起した。

下野新聞-(8月14日 朝刊)