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Channel: ゴエモンのつぶやき
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足を使いカメラ操作 横須賀 重度障害者らが作品展

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 先天性の脳性まひのため体に重い障害がある千葉県市原市在住の倉田知典(とものり)さん(43)が、足でカメラを操作して撮影した作品などの展示が二十六日、横須賀市根岸町の「ギャラリー55」で始まった。九月七日まで。

 車いす生活を送る倉田さんだが、自由に動く足の指でパソコンを操作して詩を作るなど、芸術活動を続けている。一年ほど前からは足でデジタルカメラを使って、主に草花を題材に撮影に挑戦。地面に近い視線や逆光が独特の雰囲気を醸し出し、交流サイト「フェイスブック」(FB)で作品を公開すると、「個展を開いては」などと好評を呼んだ。

 やがて、FBで倉田さんを知った福島県出身のモデル植木安里紗(ありさ)さん(24)が、撮影を依頼。印象的な構図の作品が仕上がった。

 展示は、倉田さんの活動に共感する人々でつくる「TOMO共(ともとも)実行委員会」が企画。植木さんや草花を撮影した倉田さんの写真五点を含め、アーティスト九人による作品四十八点を並べた。

 倉田さんは「いつかは堀北真希(まき)さんのような女優さんも撮りたい。作品を通じ、人の輪を広げたい」と話した。

 九月一、七日午後一時からは、倉田さんの詩をもとに曲を作る愛川町のシンガー・ソングライターみらいあいこさん(46)のライブもある。問い合わせは同ギャラリー=電046(836)6562=へ。


足でカメラを操作して写真撮影している倉田さん(中)と、倉田さんの詩をもとに歌をつくるみらいあいこさん(右)=横須賀市で

東京新聞-2013年8月27日

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