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障害者虐待43件 12年度後半、「家族から」が最多 [福岡県]

 県は10日、障害者虐待防止法が施行された昨年10月から今年3月末までの県内の障害者虐待件数が43件に上ったことを、県議会厚生労働環境委員会で報告した。

 県によると、家族ら養護者による虐待が最も多く36件。内容は、殴る蹴るなどの身体的虐待25件▽暴言や差別的言動などの心理的虐待14件▽日常生活に必要な金銭を渡さないなどの経済的虐待9件▽性的虐待1件−など。複数の虐待を受けたケースもあった。

 職場で雇い主や上司からの虐待は6件。障害者施設の職員らによる虐待は、暴行事件が発覚した小郡市の障害者就労支援施設「ひまわり」の1件だった。同法は虐待を発見した家族や職員らに、自治体などに通報する義務を定めており、通報件数は123件だった。

 また、県は、ひまわりの事件を受け、2011、12年度に県が指導対象としていなかったNPO法人などが運営する127施設について緊急現地指導した結果、虐待がなかったことも報告した。

=2013/09/11付 西日本新聞朝刊=

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