発達障害などを持つ子どもらが、タブレット端末に表示される絵や文字を選ぶことで、教師や保護者など日頃の生活を支援してくれる周囲の人たちと円滑に意思疎通を図ることができるアプリを、島根大卒業生の稲村駿さん(23)と同大学の廣冨哲也准教授(37)(コンピューター理工学)が共同開発し、25日発表した。
画面上の「いつ」「どこ」「だれ」「どのように」「なにをどうする」の項目ごとに、施設や人物、食べ物などの絵や写真を最大12個表示でき、子どもらが選ぶことで、意思疎通をスムーズにする。
例えば、子どもが喉が渇けば、「だれ」は「私」、「なにをどうする」は「お茶を飲む」の絵と文字を選んで意思を伝える。
これまで、教師らが自分で絵や文字を紙に書いてやり取りをするなど、支援する側の負担が大きかった。
自身も発達障害を持つ稲村さんは「障害者らが視覚的に会話の内容を理解できる手がかりにしてほしい」と、普及に期待する。
アプリは既に県内の特別支援学校で使われており、希望者に無料で提供している。問い合わせは廣冨准教授(hirotomi@cis.shimane-u.ac.jp)。
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開発したアプリが表示された端末を手にする稲村さん
(2013年9月26日 読売新聞)
画面上の「いつ」「どこ」「だれ」「どのように」「なにをどうする」の項目ごとに、施設や人物、食べ物などの絵や写真を最大12個表示でき、子どもらが選ぶことで、意思疎通をスムーズにする。
例えば、子どもが喉が渇けば、「だれ」は「私」、「なにをどうする」は「お茶を飲む」の絵と文字を選んで意思を伝える。
これまで、教師らが自分で絵や文字を紙に書いてやり取りをするなど、支援する側の負担が大きかった。
自身も発達障害を持つ稲村さんは「障害者らが視覚的に会話の内容を理解できる手がかりにしてほしい」と、普及に期待する。
アプリは既に県内の特別支援学校で使われており、希望者に無料で提供している。問い合わせは廣冨准教授(hirotomi@cis.shimane-u.ac.jp)。
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開発したアプリが表示された端末を手にする稲村さん
(2013年9月26日 読売新聞)