芸術などに打ち込む障害者たちが日頃の努力の成果を披露するイベント「くまもとハートウイーク」が19日始まった。初日は県立美術館分館(熊本市中央区)で作品展が開幕。昨年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を担当したダウン症の書家・金沢翔子さん(28)(東京)の書などが注目を集めている。
このイベントは障害者週間(12月3〜9日)にちなみ、県、障害者団体などが1996年から毎年開いてきた。今年は12月21日までで、期間中、様々な催しを展開する。
作品展は今月24日までで、絵画や陶芸、写真、工芸、書などの約300点。菊池渓谷や清水寺の風景を表現した貼り絵、動物をかたどった陶器、くまモンの人形など。書家の母・泰子さんに5歳の頃から指導を受けたという金沢さんは、「不動心」「夢」「心」など力強い筆致の5点を出品している。
このほか、12月6日午後0時半〜3時半には、くまもと県民交流館パレア(熊本市中央区)でフォーラムを開催。金沢さんによる書の実演、泰子さんの講演「ダウン症の娘と共に生きて」が予定されている。
同21日午前10時半〜午後5時には、びぷれす広場(同)で、障害者や支援者が歌、ダンスを披露するパフォーマンスや、障害者福祉施設の製品の展示販売会。期間中、県内各地の社会福祉施設などでも作品展、バザーなどを計画している。
実行委の川村隼秋会長は「イベントを障害者たちの社会進出につなげたい」と話している。フォーラムの参加には事前の申し込みが必要。問い合わせは県障がい者支援課(096・333・2237)へ。
(2013年11月20日 読売新聞)
このイベントは障害者週間(12月3〜9日)にちなみ、県、障害者団体などが1996年から毎年開いてきた。今年は12月21日までで、期間中、様々な催しを展開する。
作品展は今月24日までで、絵画や陶芸、写真、工芸、書などの約300点。菊池渓谷や清水寺の風景を表現した貼り絵、動物をかたどった陶器、くまモンの人形など。書家の母・泰子さんに5歳の頃から指導を受けたという金沢さんは、「不動心」「夢」「心」など力強い筆致の5点を出品している。
このほか、12月6日午後0時半〜3時半には、くまもと県民交流館パレア(熊本市中央区)でフォーラムを開催。金沢さんによる書の実演、泰子さんの講演「ダウン症の娘と共に生きて」が予定されている。
同21日午前10時半〜午後5時には、びぷれす広場(同)で、障害者や支援者が歌、ダンスを披露するパフォーマンスや、障害者福祉施設の製品の展示販売会。期間中、県内各地の社会福祉施設などでも作品展、バザーなどを計画している。
実行委の川村隼秋会長は「イベントを障害者たちの社会進出につなげたい」と話している。フォーラムの参加には事前の申し込みが必要。問い合わせは県障がい者支援課(096・333・2237)へ。
(2013年11月20日 読売新聞)