【浦河】医学関係者でつくる「日本統合失調症学会」の第8回大会が来年4月19、20の両日、町内で開かれる。学会理事長が精神障害者20+ 件の活動拠点「浦河べてるの家」の取り組みに注目したため。べてるは地域を挙げて約400人の出席者をもてなそうと、札医大の大会事務局を支えるための実行委を今月下旬に町民と共に設立する。
統合失調症は五感の認識の仕方に異常が生じ幻覚や妄想などに見舞われる病気で、人口の1%が発病するとされる。同学会は病気の研究と社会の理解を深めるため毎年大会を開いている。昨年は札幌市で、今年は名古屋市で開かれた。
浦河では、べてるを拠点に統合失調症などの人が地域で暮らしており、大会開催決定の背景には同学会の岡崎祐士理事長(都立松沢病院名誉院長)の意向があった。岡崎理事長は、2010年に町内で開かれた「日本精神障害者20+ 件リハビリテーション学会」を訪れた際、障害者20+ 件や住民でつくる実行委が運営していたことに感銘を受けたという。
大会会長には札医大神経精神医学講座の斎藤利和教授が就き、副会長はべてるの活動を支える浦河赤十字病院精神神経科の川村敏明部長が務める。べてると同病院関係者は、リハビリテーション学会の経験を生かし今回も商業者ら町民と共に実行委をつくる。10月末に設立準備会を開き、特産の料理でもてなすことなどを確認した。
川村部長は「全国の研究者に障害者が笑顔で暮らしている姿を見てもらうほか、浦河の食などをPRする機会にしたい」と話している。実行委の初会合は今月21日の予定。(
北海道新聞-(11/10 16:00)
統合失調症は五感の認識の仕方に異常が生じ幻覚や妄想などに見舞われる病気で、人口の1%が発病するとされる。同学会は病気の研究と社会の理解を深めるため毎年大会を開いている。昨年は札幌市で、今年は名古屋市で開かれた。
浦河では、べてるを拠点に統合失調症などの人が地域で暮らしており、大会開催決定の背景には同学会の岡崎祐士理事長(都立松沢病院名誉院長)の意向があった。岡崎理事長は、2010年に町内で開かれた「日本精神障害者20+ 件リハビリテーション学会」を訪れた際、障害者20+ 件や住民でつくる実行委が運営していたことに感銘を受けたという。
大会会長には札医大神経精神医学講座の斎藤利和教授が就き、副会長はべてるの活動を支える浦河赤十字病院精神神経科の川村敏明部長が務める。べてると同病院関係者は、リハビリテーション学会の経験を生かし今回も商業者ら町民と共に実行委をつくる。10月末に設立準備会を開き、特産の料理でもてなすことなどを確認した。
川村部長は「全国の研究者に障害者が笑顔で暮らしている姿を見てもらうほか、浦河の食などをPRする機会にしたい」と話している。実行委の初会合は今月21日の予定。(
北海道新聞-(11/10 16:00)