<大津市真野4丁目22の51>
◇優しい心で新鮮野菜
明るい温室に、青々としたホウレンソウやルッコラなどの葉物野菜が育つ。土を使わない“野菜畑”は温度や湿度が保たれ、作業員が収穫に励んでいる。
大津市真野地域の住宅街に昨春オープンした「美輪湖マノーナファーム」は、障害者と健常者が共に働く県内初の水耕栽培施設だ。現在は知的障害者ら21人が、5種の野菜を生産・販売している。
水耕栽培は天候に左右されず、従来の農作業より労働環境も優しい。こうした特徴を生かした障害者の働く場があれば−−と、県内で複数の福祉施設を運営する社会福祉法人「美輪湖の家大津」が設立した。
経験のない農業への参入とあって、企業の協力で半年かけて技術を学んだ職員たちが安全な野菜作りを指導する。約18アールの温室にはモーツァルトの名曲が流れ、作業員が種をまき、生育を見守る。
「真っすぐに変わりなく取り組める、障害者10+件に向いた仕事。比良山系の伏流水を使った無農薬栽培で、味の評判も上々です」と副施設長の薮田美佐子さんは笑顔を見せる。
毎月3トンを収穫し、スーパーや旅館などに出荷するほか、施設で直販も行う。薮田さんは「優しい心で作った安全安心なマノーナブランドを広めたい」と夢を描く。
==============
電話077・574・6234
就労継続支援B型事業所(通所)。土・日曜定休。営業時間は午前8時半〜午後3時半。リーフレタス、サラダミズナ、ミニチンゲンサイも扱い、施設販売は全て1袋120円(一部は季節で変動あり)。駐車場5台。
毎日新聞 2012年11月11日 地方版
◇優しい心で新鮮野菜
明るい温室に、青々としたホウレンソウやルッコラなどの葉物野菜が育つ。土を使わない“野菜畑”は温度や湿度が保たれ、作業員が収穫に励んでいる。
大津市真野地域の住宅街に昨春オープンした「美輪湖マノーナファーム」は、障害者と健常者が共に働く県内初の水耕栽培施設だ。現在は知的障害者ら21人が、5種の野菜を生産・販売している。
水耕栽培は天候に左右されず、従来の農作業より労働環境も優しい。こうした特徴を生かした障害者の働く場があれば−−と、県内で複数の福祉施設を運営する社会福祉法人「美輪湖の家大津」が設立した。
経験のない農業への参入とあって、企業の協力で半年かけて技術を学んだ職員たちが安全な野菜作りを指導する。約18アールの温室にはモーツァルトの名曲が流れ、作業員が種をまき、生育を見守る。
「真っすぐに変わりなく取り組める、障害者10+件に向いた仕事。比良山系の伏流水を使った無農薬栽培で、味の評判も上々です」と副施設長の薮田美佐子さんは笑顔を見せる。
毎月3トンを収穫し、スーパーや旅館などに出荷するほか、施設で直販も行う。薮田さんは「優しい心で作った安全安心なマノーナブランドを広めたい」と夢を描く。
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電話077・574・6234
就労継続支援B型事業所(通所)。土・日曜定休。営業時間は午前8時半〜午後3時半。リーフレタス、サラダミズナ、ミニチンゲンサイも扱い、施設販売は全て1袋120円(一部は季節で変動あり)。駐車場5台。
毎日新聞 2012年11月11日 地方版