障害にかかわらず一緒に走ることを楽しもうと、熊谷市の立正大学を拠点に活動するNPO法人「ベアリスランニングクラブ」は、同大学陸上競技場で「第一回障がい者スポーツ交流会」を開いた。県内外から視覚障害者約二十人が参加。ベアリスの会員や同大学陸上部の学生らは、全盲の走者らとロープを握り合って一緒に走る伴走を初めて体験した。
二十三日に行われた交流会は、順位を付けない記録会の形式で、百メートル走から五千メートル走まで五種目を実施。真剣に走る人や、伴走者とおしゃべりしたり歌ったりしながらにぎやかに走る人もいて、和気あいあいと行われた。
一人で走れない視覚障害のランナーにとって、伴走者の確保はまだまだ課題だ。交流会では、健常者のランナーに伴走を体験してもらい、理解を広げることも目的にした。
宮城正さん(52)の伴走を務めた会員の丸橋隆行さん(35)は「手の振りや足の出し方を合わせるのが難しかった。またやりたい」と話し、宮城さんは「一生懸命走らせてくれようとする気持ちが伝わってきた」と笑顔を見せた。
ベアリスの進藤充副理事長は「健常者も障害者もともにスポーツを楽しめる環境づくりを進めていきたい」と話した。
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県内外から視覚障害のランナーが集まった記録会=熊谷市で
東京新聞-2013年11月27日
二十三日に行われた交流会は、順位を付けない記録会の形式で、百メートル走から五千メートル走まで五種目を実施。真剣に走る人や、伴走者とおしゃべりしたり歌ったりしながらにぎやかに走る人もいて、和気あいあいと行われた。
一人で走れない視覚障害のランナーにとって、伴走者の確保はまだまだ課題だ。交流会では、健常者のランナーに伴走を体験してもらい、理解を広げることも目的にした。
宮城正さん(52)の伴走を務めた会員の丸橋隆行さん(35)は「手の振りや足の出し方を合わせるのが難しかった。またやりたい」と話し、宮城さんは「一生懸命走らせてくれようとする気持ちが伝わってきた」と笑顔を見せた。
ベアリスの進藤充副理事長は「健常者も障害者もともにスポーツを楽しめる環境づくりを進めていきたい」と話した。
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県内外から視覚障害のランナーが集まった記録会=熊谷市で
東京新聞-2013年11月27日