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視覚障害者らの合唱団、発足20年目で初 「歌いたい曲心ゆくまで」−−土浦で30日 /茨城

 視覚障害者と健常者でつくる混声合唱団「コール・エバーグリーン」が30日、JR土浦駅西口前のウララビル5階の県南生涯学習センターの多目的ホールで、発足20年目で初めての単独コンサートを開催する。団長を務める弱視の菊池善信さん(61)=龍ケ崎市古城=は「20年間夢見たコンサート。心を込めて歌いたい」と話している。

 同合唱団は、水戸市の県立盲学校卒業の音楽好きの仲間が中心となって発足。50〜70代の全盲者6人、弱視者5人、健常者3人の計14人(男性6人、女性8人)で構成し、月1回は土浦市に集まってコーラスを楽しんでいる。

 これまで市民音楽祭などに参加し、歌声を披露してきたものの、「自分たちの歌いたい曲を心ゆくまで発表したい」として単独コンサートを開催することにした。当日は唱歌・歌曲「浜辺の歌」や宮崎県民謡「刈干切唄」、秋川雅史さんが歌った「千の風になって」など18曲を披露する。

 菊池さんは「20年間歌ってきた中で、『自分たちが歌いたい』と思った曲を選んだ」と話している。午後2時開演。入場無料。つくば市の「並木点訳の会」メンバーらがボランティアで協力する。問い合わせは菊池さん(0297・62・7915)。

毎日新聞 2013年11月27日 地方版

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