オーストリア・ウィーンで開かれた「第3回国際障害者ピアノフェスティバル」で、熊本県あさぎり町免田東のピアノ講師、月足(つきあし)さおりさん(36)が課題曲と自由曲の両部門で金賞を受賞した。初出場で、左手だけの演奏による快挙。町は記念演奏会の開催を打診し、月足さんは「応援していただいた方々への恩返しになれば」と快諾した。
同フェスは2005年に横浜市で「ピアノパラリンピック」の大会名で始まり、障害者によるピアノ音楽の国際的祭典として4年に1度開かれる。今回は14〜16日にあり、約20カ国の49人が参加。月足さんは課題曲部門でベートーベンの「喜びの歌」を、自由曲部門ではゴドフスキー作曲の練習曲など3曲を演奏した。
月足さんは、脊椎(せきつい)の下部にある仙骨が生まれつき欠損し、両足が不自由だ。小学1年からピアノを始めたが、欠損の影響で20歳ごろから左目が見えなくなり、右目も弱視に。さらに1年前からは右手が動かなくなり、大会直前にはピアノを弾く左手の手首などにまひが生じた。
朝日新聞-2013年11月27日09時08分
同フェスは2005年に横浜市で「ピアノパラリンピック」の大会名で始まり、障害者によるピアノ音楽の国際的祭典として4年に1度開かれる。今回は14〜16日にあり、約20カ国の49人が参加。月足さんは課題曲部門でベートーベンの「喜びの歌」を、自由曲部門ではゴドフスキー作曲の練習曲など3曲を演奏した。
月足さんは、脊椎(せきつい)の下部にある仙骨が生まれつき欠損し、両足が不自由だ。小学1年からピアノを始めたが、欠損の影響で20歳ごろから左目が見えなくなり、右目も弱視に。さらに1年前からは右手が動かなくなり、大会直前にはピアノを弾く左手の手首などにまひが生じた。
朝日新聞-2013年11月27日09時08分