岡山理科大の藤本真作准教授(ロボット工学)らが、モーターの力で車いすの移動を助ける「パワーアシスト車いす」の高機能化に取り組んでいる。動きながらでも傾斜や速度などを正確に把握できる計測法を研究。坂道でも平地とほぼ同様に安定して動ける車いすを開発し、高齢者や障害者、介護者の負担軽減を目指す。
パワーアシスト車いすは腕の力が弱った人でもこげるのが特長。ただ、坂の上り下りでは推進力やブレーキの力が強すぎるなど適切でないと転倒などの危険が伴い、状況に応じた動力のコントロールが求められている。
そこで藤本准教授らは2006年から、振り子の原理を用いたセンサーを使って傾斜に合わせて推進力やブレーキ力を増減させる研究に着手。モーターの動力を調節するコンピュータープログラムを独自に開発し、パワーアシスト車いすに取り付けた。
藤本准教授は「実用化に向け、コストや安全性を検証し、提携企業を募りたい」としている。
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研究中の高機能パワーアシスト車いす。座面下に取り付けたセンサーが膝上のパソコンにデータを送り、車軸近くのモーターと連動する
山陽新聞-(2012/11/11 21:32)
パワーアシスト車いすは腕の力が弱った人でもこげるのが特長。ただ、坂の上り下りでは推進力やブレーキの力が強すぎるなど適切でないと転倒などの危険が伴い、状況に応じた動力のコントロールが求められている。
そこで藤本准教授らは2006年から、振り子の原理を用いたセンサーを使って傾斜に合わせて推進力やブレーキ力を増減させる研究に着手。モーターの動力を調節するコンピュータープログラムを独自に開発し、パワーアシスト車いすに取り付けた。
藤本准教授は「実用化に向け、コストや安全性を検証し、提携企業を募りたい」としている。
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研究中の高機能パワーアシスト車いす。座面下に取り付けたセンサーが膝上のパソコンにデータを送り、車軸近くのモーターと連動する
山陽新聞-(2012/11/11 21:32)