視覚障害者に盲導犬と1泊2日の生活を体感してもらう「盲導犬宿泊体験セミナー」が11月30日と12月1日、札幌市内で開かれた。札幌、石狩、稚内から4人が参加し、盲導犬と街を歩き、食事や排せつといった世話も体験した。
北海道盲導犬協会(札幌市南区)が2006年から実施しており、今回で11回目。協会職員の指導を受けて餌やりやトイレの処理を行い、1日にはススキノ近辺を盲導犬と40分程度歩いた。
盲導犬は7カ月間の訓練で、交差点や縁石など道の形状が変わる場所で立ち止まるよう、しつけられている。使用者は進む際、体につけた白い胴輪(ハーネス)を通じ「まっすぐ」「横断」と指示を出す。稚内から参加した広田秀人さん(47)は「人ごみはいつも白杖(はくじょう)で探りながら不安ばかりですが、犬が連れて行ってくれる安心感があって、風を切って歩けた」と話していた。
盲導犬協会によると道内では現在52人(札幌は19人)が盲導犬を使用し、27匹が訓練中。体験セミナーを通じ使用を希望した人には、職員が家を訪ねて飼育環境や周辺の道路環境を調べ、犬との相性を判断。4週間の共同訓練を経て、最短で来春に貸与するという。
北海道新聞-(12/02 16:00)
北海道盲導犬協会(札幌市南区)が2006年から実施しており、今回で11回目。協会職員の指導を受けて餌やりやトイレの処理を行い、1日にはススキノ近辺を盲導犬と40分程度歩いた。
盲導犬は7カ月間の訓練で、交差点や縁石など道の形状が変わる場所で立ち止まるよう、しつけられている。使用者は進む際、体につけた白い胴輪(ハーネス)を通じ「まっすぐ」「横断」と指示を出す。稚内から参加した広田秀人さん(47)は「人ごみはいつも白杖(はくじょう)で探りながら不安ばかりですが、犬が連れて行ってくれる安心感があって、風を切って歩けた」と話していた。
盲導犬協会によると道内では現在52人(札幌は19人)が盲導犬を使用し、27匹が訓練中。体験セミナーを通じ使用を希望した人には、職員が家を訪ねて飼育環境や周辺の道路環境を調べ、犬との相性を判断。4週間の共同訓練を経て、最短で来春に貸与するという。
北海道新聞-(12/02 16:00)