荒井正吾知事は5日、身体障害者と知的障害者が病気で入院・通院した時に医療費の自己負担分を助成する福祉医療制度を、2014年度から精神障害者にも適用する方針を明らかにした。制度は市町村の事業で、県は半額を補助する仕組みのため、詳細な制度設計は各市町村と今後検討する。
同日の県議会代表質問で、田中惟允県議(自民)と尾崎充典県議(民主)の質問に答えた。同制度を巡っては、県議会が9月定例会で適用を求める請願を全会一致で採択。荒井知事は「県議会の意見を重く受け止める」と述べ、県が精神障害者保健福祉手帳所持者に実施した調査結果で「医療費が精神障害者の暮らしに負担になっている」と結論づけたことも踏まえて、制度の適用を明言した。
この日の県議会は「精神障害者の福祉医療を実現する県会議」のメンバーら約120人が傍聴。奥田和男共同代表は「よく判断していただいた」と歓迎。荒井知事が答弁で重度の人ほど医療費が高いという調査結果に言及したことには「制度の対象が絞られるなどすれば、誰もが安心して医療を受けられることにならない」と述べ、全手帳保持者への適用を求めた。
毎日新聞 2013年12月06日 地方版
同日の県議会代表質問で、田中惟允県議(自民)と尾崎充典県議(民主)の質問に答えた。同制度を巡っては、県議会が9月定例会で適用を求める請願を全会一致で採択。荒井知事は「県議会の意見を重く受け止める」と述べ、県が精神障害者保健福祉手帳所持者に実施した調査結果で「医療費が精神障害者の暮らしに負担になっている」と結論づけたことも踏まえて、制度の適用を明言した。
この日の県議会は「精神障害者の福祉医療を実現する県会議」のメンバーら約120人が傍聴。奥田和男共同代表は「よく判断していただいた」と歓迎。荒井知事が答弁で重度の人ほど医療費が高いという調査結果に言及したことには「制度の対象が絞られるなどすれば、誰もが安心して医療を受けられることにならない」と述べ、全手帳保持者への適用を求めた。
毎日新聞 2013年12月06日 地方版