障害者週間(9日まで)に合わせ、岡山県障害者権利擁護センター(岡山市北区石関町)は7日、同所の県総合福祉会館で権利擁護をテーマにしたセミナーを開いた。昨年10月に障害者虐待防止法が施行され、関心が高まる虐待の防止策などを関係者が話し合った。
市町村や福祉事業所関係者ら約100人が参加。同センターの中田雅章センター長と社会福祉法人ももぞの学園(同粟井)の菅野浩司園長、岡山障害者就業・生活支援センター(同中原)の大月政和支援課長がシンポジウムを行った。
菅野園長は、認知症の親が障害のある子どもの世話を放棄していた事例などから「高齢者や子どもの支援機関とも緊密に連携していくことが早期発見につながる」と指摘。中田センター長は「SOSの声を上げやすくしていくことが大切」とした。
大月課長は障害者の雇用が近年伸びている半面、企業が義務的に受け入れている面もあるとして「雇用側も働く側も良かったと思える支援が求められる」と話した。
県障害福祉課によると、昨年10月から今年3月末までに県内で障害者虐待が疑われる通報は87件あり、うち29件が虐待と認定されている。
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障害者虐待の防止策などを話し合ったセミナー
山陽新聞-(2013/12/7 21:31)
市町村や福祉事業所関係者ら約100人が参加。同センターの中田雅章センター長と社会福祉法人ももぞの学園(同粟井)の菅野浩司園長、岡山障害者就業・生活支援センター(同中原)の大月政和支援課長がシンポジウムを行った。
菅野園長は、認知症の親が障害のある子どもの世話を放棄していた事例などから「高齢者や子どもの支援機関とも緊密に連携していくことが早期発見につながる」と指摘。中田センター長は「SOSの声を上げやすくしていくことが大切」とした。
大月課長は障害者の雇用が近年伸びている半面、企業が義務的に受け入れている面もあるとして「雇用側も働く側も良かったと思える支援が求められる」と話した。
県障害福祉課によると、昨年10月から今年3月末までに県内で障害者虐待が疑われる通報は87件あり、うち29件が虐待と認定されている。
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障害者虐待の防止策などを話し合ったセミナー
山陽新聞-(2013/12/7 21:31)