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表現力豊かに手話で演劇 両丹コンクールに京都府北部6団体

 第34回両丹手話劇コンクール・文化のつどいが11日、福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで開かれた。京都府北部の聴覚障害者や手話サークルメンバーでつくる団体が出演し、練習を重ねた表現力豊かな手話劇を見せた。コンクールは丹後手話劇団もみぢが最優秀賞に選ばれた。両丹聴覚障害者協会など主催、両丹日日新聞社など後援。


 コンクールは府北部の聴覚障害児・者や家族、手話学習者、ボランティアらが手話劇を通じて交流を深め、豊かな文化活動を築くことが目的。毎年各市町持ち回りで開いている。
 
 今年は6団体が出演。舞台いっぱいを使い、民話や現代劇などを演じた。最優秀賞のもみぢは民話「龍の恩返し」を13人で披露した。
 
 日照り続きの村で、倒れている龍の化身の男の子を耳の不自由な村人3人が見つけ、男の子のために鬼のすみかまで水をくみに行き、最後は龍が恩返しに雨を降らせるという物語。
 
 大きな動きで、手話もはっきりと示し、舞台転換もスムーズに展開。聴覚障害者、健常者が、ともに支え合いながら暮らせる世の中になることを願う、まとまりのある内容となった。
 
 他の団体も息のあった演技を見せ、客席から大きな拍手を浴びていた。文化のつどいでは、2団体が出演し、手話ダンスなどを見せた。
 
 コンクールの成績は次の通り。
 【最優秀賞】丹後手話劇団もみぢ【優秀賞】与謝郡聴覚障害者協会、手話サークルよつば【努力賞】いこいの村栗の木座【熱演賞】舞鶴手話劇団【ユーモア賞】綾部手話劇団【チームワーク賞】大江町手話サークル
 
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写真=コンクールで最優秀に選ばれた丹後手話劇団もみぢの舞台

両丹日日新聞2012年11月12日のニュース

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