精神障害のある人たちが参加するフットサル大会「第6回ヨコハマぽるとカップ」が14日、横浜市保土ケ谷区のJリーグ横浜FCの練習場で開催された。県内や栃木、埼玉県などから12チームが参加した。
精神障害者フットサルは、うつ病などの気分障害や統合失調症を抱える人たちが、社会復帰に向けたリハビリや訓練の一環として行っている。ボールを介した自然な交流がコミュニケーション能力の回復を促し、ピッチ上でのプレーの判断が認知機能を鍛える効果があるとされる。
ぽるとカップは横浜市職員の有志らが中心となって企画し、県内のデイケア施設などが協力して2008年から開催されている。主催を続ける横浜FCは、精神障害者向けのサッカースクールを行うなど支援に積極的だ。
大会は予選リーグ、決勝トーナメントを行い、横浜の「FCぽると」が川崎の「チャンプルFC」との決勝を2−0で制し、大会初となる連覇を果たした。
MVPに輝いた相模原市の男性(30)は、全試合無失点での優勝に守備の要として貢献。「(人生を)諦めそうになったこともあったけど、家族や仲間やスタッフのおかげでここまで来られた」。自身は統合失調症で療養中だが、「これを自信にし、社会復帰に向けステップアップしていきたい」と話した。
運営に当たった横浜FCのホームタウン営業担当、高島斉さん(28)は、「サッカーを通じて皆さんに少しでも元気になってもらい、さらに自分の地域でこの活動を広めていってほしい」と振り返った。
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精神障害者フットサル大会で、ボールを追う選手たち=横浜市保土ケ谷区
カナロコ(神奈川新聞)-2013年12月15日
精神障害者フットサルは、うつ病などの気分障害や統合失調症を抱える人たちが、社会復帰に向けたリハビリや訓練の一環として行っている。ボールを介した自然な交流がコミュニケーション能力の回復を促し、ピッチ上でのプレーの判断が認知機能を鍛える効果があるとされる。
ぽるとカップは横浜市職員の有志らが中心となって企画し、県内のデイケア施設などが協力して2008年から開催されている。主催を続ける横浜FCは、精神障害者向けのサッカースクールを行うなど支援に積極的だ。
大会は予選リーグ、決勝トーナメントを行い、横浜の「FCぽると」が川崎の「チャンプルFC」との決勝を2−0で制し、大会初となる連覇を果たした。
MVPに輝いた相模原市の男性(30)は、全試合無失点での優勝に守備の要として貢献。「(人生を)諦めそうになったこともあったけど、家族や仲間やスタッフのおかげでここまで来られた」。自身は統合失調症で療養中だが、「これを自信にし、社会復帰に向けステップアップしていきたい」と話した。
運営に当たった横浜FCのホームタウン営業担当、高島斉さん(28)は、「サッカーを通じて皆さんに少しでも元気になってもらい、さらに自分の地域でこの活動を広めていってほしい」と振り返った。

精神障害者フットサル大会で、ボールを追う選手たち=横浜市保土ケ谷区
カナロコ(神奈川新聞)-2013年12月15日