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Channel: ゴエモンのつぶやき
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JTU主催パラトラミーティング in 横浜ラポール(2)解説:障害者のトライアスロンについて

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競技の歴史

1970年代に始まり、アメリカやハワイを中心に大会が実施された「トライアスロン」は、当初、スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195kmだった。過酷なスポーツであり、完走者はアイアンマン(鉄人)と呼ばれ、尊敬される。同時に誰もが完走を目指すことができるスポーツとして、障害の有無によらず多くの人々の間で急速に発展した。
2000年シドニーオリンピックから、スイム1.5km・バイク40km・ラン10kmの合計51.5kmが、オリンピックディスタンスとして正式種目となる。
今のところ、トライアスロンで障害者のオリンピック参加はない。もとになる個別種目、オープンウォータースイムや陸上などでオリンピック・パラリンピック両大会に出場する障害のある選手はいる。トライアスロンでもいつか、オリンピック・パラリンピック両大会に出場する選手が現れるかもしれない。

2010年にIPCの決定でパラリンピックの競技となった「パラトライアスロン」は、スイム750m、バイク20km、ラン5km(スプリント)になる。2016年リオデジャネイロで初開催、2020年東京でホスト国選手として日本代表の活躍が期待される。
2011年から世界最高峰となるWTSの一部門として横浜市(山下公園)で3大会が開催されてきた。現在、世界では、横浜含むWTS6戦の全ての大会と、大陸別大会、国内では全国5つの大会でパラリンピックに連なるレースとしてパラトライアスロンの部が設置されている。つまり、パラトライアスロンは障害者のエリートクラスである。


写真=WTSグランドファイナル・ロンドンでガイドと泳ぐTRI6の選手

選手のバックボーン

本国内で、古畑選手のように、「エイジグループ(年代別グループ、一般の部)」に参加してきた障害のある選手が、どのくらいいるのか正確にはわからない。健常者と切磋琢磨してきた彼らと並び期待されるのが、専門種目出身者で、中には、パラリンピック日本代表もいる。
今年9月に初めてロンドン遠征を果たした日本代表の中には、エイジグループ出身者、パラの部出身の選手のほか、パラリンピック陸上、水泳出身者が4人いた。トライアスリートとしてのバックボーンや障害は違うけれど、リオを目指し、さまざまな想いで集まった、初の日本代表チームだ。


WTSグランドファイナルに出場するためロンドンへ出発するトライアスロン初の日本代表選手団

パラフォト-2013年12月19日

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