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障害者虐待 家族暴力や年金無断使用も…和歌山

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 和歌山県は、障害者虐待防止法が施行された2012年10月から13年3月までの半年間で、県内で7人の障害者が親きょうだいや施設職員らから殴られるなどの虐待を受けたと認定されたことを公表した。

 県障害福祉課によると、半年間に県と市町村に合わせて29件、障害者虐待に関する相談や通報があった。自治体の職員や福祉専門家らが関係者や障害者から聞き取り調査した結果、家庭で5人、福祉施設で2人が実際に虐待を受けていたと判明した。

 虐待の種類別でみると、家庭に関するケースでは、家事の手伝いをさせるために殴るなどの「身体的虐待」は3件、「役に立たない」といった暴言を口にする「心理的虐待」は2件、障害年金を無断で使う「経済的虐待」は2件など。1人の障害者が複数の種類の虐待を受けている場合もあった。加害者の内訳は、母1人、夫1人、きょうだい3人だった。

 福祉施設2か所で、車に乗せる際に何の説明もなく無理やり車内に押し込んだり、パニック状態になった障害者を殴ったりする「身体的虐待」が2件、「心理的虐待」が1件確認された。いずれも男性職員が虐待を加えており、自治体から施設に対し改善するよう指導したという。

 こうした虐待を防止するため、県は来年2月にも、すべての障害者福祉施設を対象に、行動障害などがある障害者らへの対処法などを学ぶ職員向け研修会を開催する。(上田貴夫)

(2013年12月20日 読売新聞)

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