南相馬市の点字ブロックを考える「歩(あゆみ)の会」(菊地信子会長)は、同市原町区の県道で点字ブロックの点検を行った。視覚障害者が歩道を歩いて利用しやすさを確認し、設備の充実やブロック上に駐車・駐輪したり物を置いたりしないことなどを訴えた。
視覚障害者ら会員8人、障害者施設「ほっと悠」の車椅子利用者、県、市、南相馬署、原町商工会議所など約20人、盲導犬が参加。
震災による大きな損傷はなかったが、接続部分の段差や擦り減った場所が見つかった。視覚障害者から「草が生えている所が、わかりにくかった。事業所の前は掃除してほしい」「白杖(はくじょう)を見たら自転車は避けてほしい」と声が上がった。車椅子利用者は「ブロックの突起が高いと負担が大きいので、低くしてほしい」と要望した。
同会は07年7月に発足。会員16人。市内で年3回、点検している。県内で同様の活動を行っている市民団体はないという。菊地会長は「点検は定期的に実施したい。活動が県内各地に広がってくれるとうれしい」と語る。
毎日新聞 2012年11月13日 地方版
視覚障害者ら会員8人、障害者施設「ほっと悠」の車椅子利用者、県、市、南相馬署、原町商工会議所など約20人、盲導犬が参加。
震災による大きな損傷はなかったが、接続部分の段差や擦り減った場所が見つかった。視覚障害者から「草が生えている所が、わかりにくかった。事業所の前は掃除してほしい」「白杖(はくじょう)を見たら自転車は避けてほしい」と声が上がった。車椅子利用者は「ブロックの突起が高いと負担が大きいので、低くしてほしい」と要望した。
同会は07年7月に発足。会員16人。市内で年3回、点検している。県内で同様の活動を行っている市民団体はないという。菊地会長は「点検は定期的に実施したい。活動が県内各地に広がってくれるとうれしい」と語る。
毎日新聞 2012年11月13日 地方版