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Channel: ゴエモンのつぶやき
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栗東トレセン:競走馬のゼッケン、バッグに再生して人気

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 日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)で競走馬が使ったゼッケンを、県内の障害者施設がバッグにして売り出し、人気を集めている。関係者は「世界に一つしかないバッグ。今年は午(うま)年なので、プレゼントにも喜ばれるのでは」と話している。

 栗東トレセンは1969年に設立。競走馬を調教するさまざまな施設を備える。馬を識別するため、年齢によって緑、黒、白の布に番号を縫い付けたゼッケンを使っているが、毎年秋に交換するため、1年で約5000枚が廃棄される。これを知った滋賀県内の福祉関係者が再利用を提案し、2009年から同県守山市の聴覚障害者らの通所施設「びわこみみの里」で、トートバッグやセカンドバッグに再生する取り組みが行われている。

 ゼッケンは激しい調教に耐えられるよう丈夫な作りで、耐久性の高いバッグができる。縫製を担当する西城明美さん(61)は「生地が硬くて分厚い。重ねて縫うとミシンの針が折れるので、そういう部分は手で縫っています」と手話で語る。「馬のにおいがする」などと喜ばれるという。

 現在、11種類(3500〜1万6800円)があり、昨年は約250個を販売した。収益は施設の障害者らの賃金の一部に充てられている。ブランド名は英語で名馬を意味する「steed」。ホームページ(http://www.steed.jp/)で購入できる。

毎日新聞 2014年01月06日 14時44分

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