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圧巻の障害者アートが300点 10日から さいたま

 埼玉県内101人の「障害者アーティスト」が制作した絵画や造形物などから、えりすぐりの約300点を集めた県障害者アート企画展(実行委員会主催)が10日、さいたま市浦和区の埼玉会館で始まる。監修した画家の中津川浩章さん(54)は「障害者の隠された能力をアートを通じて感じてもらいたい」と話す。14日まで。

 障害者アート展は今回で4回目。今回のタイトルは「『うふっ。どうしちゃったの、これ!?今年もよ!』感、歓、楽(がく)、愕(がく)」。中津川さんは「作品のクオリティの高さとその発想力に、『本当に障害者が作ったのか』と驚き、興味がわくと思う」と話す。

 会場入り口には、カラー粘土でオリジナルの空想キャラクターを形にし、今にも動き出しそうな「なお丸」さんの作品約100点がズラリ。石井章さんの精密な点描による風景画、野本竜士さんのカラフルな接着剤を盛ってジオラマのように仕上げた作品なども圧巻だ。

 このほかにも大きなキャンバスに描かれた抽象画や、手が不自由なために足につけた筆による風景画など、大胆かつ精密で、個性あふれたものが並ぶ。

 中津川さんは「頭を空っぽにして見てほしい。理屈を超えた心地よいエネルギーを浴びて元気になるでしょう」と話している。

 入場無料。午前10時〜午後6時。12日にはピアニストの田村緑さんによる演奏会が午前11時半と午後2時半に同館で行われる。

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粘土で作ったオリジナルのキャラクター

MSN産経ニュース : 2014.1.9 22:09

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