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障害者らの書で卓上暦、500部販売…山口

 山口県山陽小野田市の障害福祉サービス事業所「まつば園」と市心身障害者福祉作業所「のぞみ園」利用者の書を掲載した来年の卓上カレンダーが完成した。


 昨年の県障害者芸術文化祭に出品した作品を多くの人に見てもらおうと、初めて制作。500部を作って10月から販売しており、両施設は「飽きない素直な作品ばかり。癒やしを感じてほしい」とPRしている。


 カレンダーは縦13・5センチ、横15・5センチ。月めくりで、表面では「薫」(3月)、「樹も草もしずかに 梅雨はじまりぬ」(6月)、「火」(8月)といった季節にちなんだ書を毎月2点ずつ紹介。裏面には、利用者が描いたペンギンなどの挿絵もある。


 主に担当したのは、20〜50歳代の知的障害者ら男女25人。ボランティアの女性講師浜崎美梢びしょうさんから毎月交代で書を学んでいる。作品の題材は自分の好きな文字で、中には読み書きができない利用者が絵の感覚で表現した作品もあるという。


 1部500円。売り上げは、利用者の給与の一部として役立てられる。問い合わせは平日にまつば園(0836・83・2059)へ。

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利用者の書を掲載した卓上カレンダー

(2012年11月14日 読売新聞)

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