千葉県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター養育園」で入所者の少年(19)が職員の暴行後に死亡した問題で、運営する社会福祉法人「千葉県社会福祉事業団」の元職員の男性が毎日新聞の取材に応じた。元職員は、1967年に開所した養育園や関連施設で少なくとも10年以上前から、一部で入所者への日常的暴行が繰り返されていたと証言した。県もこうした情報を把握しているとみられ、詳しく調査を続ける方針。
元職員は2000年代まで20年以上、養育園など同事業団運営の施設に勤務。この間の状況について「記憶の範囲では10年以上前から殴るなどの虐待は一部であった」「職員が集団で1人の入所者を暴行する場面も目撃した」などとし、暴力を伴う指導が長年続けられていたと証言した。
元職員によると、02年秋ごろに県の立ち入り検査が入り、事業団側に過去数年分の体罰の有無を報告するよう求めた。その際は、関連施設の職員で後に事業団の幹部になった男性が、入所者との旅行中に入所者の1人を殴ったことが報告されたという。
これまでの県の調べによると07年以降、10人以上の職員(解雇や退職者を含む)が、死亡した少年以外にも10人以上の入所者に暴行していた疑いが浮上している。
毎日新聞 2014年01月14日 15時00分
元職員は2000年代まで20年以上、養育園など同事業団運営の施設に勤務。この間の状況について「記憶の範囲では10年以上前から殴るなどの虐待は一部であった」「職員が集団で1人の入所者を暴行する場面も目撃した」などとし、暴力を伴う指導が長年続けられていたと証言した。
元職員によると、02年秋ごろに県の立ち入り検査が入り、事業団側に過去数年分の体罰の有無を報告するよう求めた。その際は、関連施設の職員で後に事業団の幹部になった男性が、入所者との旅行中に入所者の1人を殴ったことが報告されたという。
これまでの県の調べによると07年以降、10人以上の職員(解雇や退職者を含む)が、死亡した少年以外にも10人以上の入所者に暴行していた疑いが浮上している。
毎日新聞 2014年01月14日 15時00分