関西福祉大学(兵庫県赤穂市新田)でこのほど、地域の課題などを調べて解決策を探る演習の研究発表会が開かれた。学生約120人が、学内の喫茶店「喫茶ライム」で働く障害者の工賃アップを目指す提言などをした。
社会福祉学部2年生の必修科目で、今年は9つのゼミが、精神科患者への音楽療法の実践などに取り組んだ。
「喫茶ライム工賃倍増計画」と題して研究したのは、有田伸弘准教授(憲法)のゼミ生14人。同店では、障害者支援施設「わかば園」(同市大津)の知的障害者ら8人が日替わりで店員を務めるが、1カ月の工賃(同園での作業含む)は平均約1万5千円と低い。
学生らはボランティア店員をしながら研究。発表では、生産した無農薬野菜も販売する同店を「みんなの笑顔が素敵」「ランチが500円でお得」とPRし「地域にもっと利用を呼び掛ける」「午後3時以降のティータイムも営業する」などの提言をした。
提言した2年生の女子学生(20)=赤穂市=は「将来は障害者施設で、工賃や生活向上に取り組む職員になりたい」と話した。
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工賃アップの提言をした2年生=関西福祉大学
神戸新聞ー2014/1/22 22:10
社会福祉学部2年生の必修科目で、今年は9つのゼミが、精神科患者への音楽療法の実践などに取り組んだ。
「喫茶ライム工賃倍増計画」と題して研究したのは、有田伸弘准教授(憲法)のゼミ生14人。同店では、障害者支援施設「わかば園」(同市大津)の知的障害者ら8人が日替わりで店員を務めるが、1カ月の工賃(同園での作業含む)は平均約1万5千円と低い。
学生らはボランティア店員をしながら研究。発表では、生産した無農薬野菜も販売する同店を「みんなの笑顔が素敵」「ランチが500円でお得」とPRし「地域にもっと利用を呼び掛ける」「午後3時以降のティータイムも営業する」などの提言をした。
提言した2年生の女子学生(20)=赤穂市=は「将来は障害者施設で、工賃や生活向上に取り組む職員になりたい」と話した。

工賃アップの提言をした2年生=関西福祉大学
神戸新聞ー2014/1/22 22:10