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Channel: ゴエモンのつぶやき
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室蘭工業大学の映画上映交流会、障害者の現状考える

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 室蘭工業大学「発達障害の映画を観る会」主催の「39窃盗団」室蘭無料上映交流会が25日、室蘭市民会館リハーサル室で開かれた。来場者は鑑賞を通じて、ダウン症や発達障害など障害者を取り巻く社会の現状などに理解を深めた。

 観る会メンバーは同大非常勤講師の今野博信さんの教職専門授業で、発達障害について学ぶ学生有志が中心。上映会は2010年(平成22年)、12年、13年に続き4回目。

 作品は「刑法39条があるから大丈夫」とそそのかされ、ダウン症の兄と発達障害の弟が紡ぎだす緊張感ゼロの”ドロボームービー“。異色コメディーの中に、障害者を取り巻く社会の現実を描き出している。

 上映は2回行われ、1回目は70人が訪れた。この後の交流会には今野講師や学生、ダウン症などの障害のある子どもの親、施設関係者、発達障害に関心を持つ市民ら14人が参加した。映画の感想や、「障害への理解の場が少ない。社会が受け入れる準備ができていない」「障害者が気軽にマチに出られ、周囲も障害者を身近に感じられる社会になれば」などと意見を述べた。

 アンケートには「見て見ぬふりをしがちな障害者をもっと理解するためにも、このような映画をどんどん発信してほしい」「周囲の理解の低さが課題」などの意見が寄せられた。

室蘭民報 -【2014年1月26日(日)朝刊】

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