三菱樹脂(東京都千代田区)は、滋賀県長浜市三ツ矢町の長浜工場内に障害者雇用を促進する初の「植物工場」を建設している。2月には900平方メートルの施設が完成し、5月から生で食べられる無農薬のサラダホウレンソウを販売しはじめ、年間20トンの出荷を目指す。
同社は、化学樹脂の多彩な製品を製造、販売しているが、野菜を作って販売するのは初めて。子会社の三菱樹脂アグリドリーム社が手掛ける太陽光利用型植物工場システムを導入する。
完全密閉で人工光を使った苗生産装置と養液栽培する農業ハウスを併用する。農業ハウスは、生産コストを下げるため、自然光を利用し、紫外線カットフィルムなどで栽培環境が制御できるため、計画的に安定して野菜が出荷できるという。
植物工場は、障害者にとって比較的容易に作業ができ、植物の成長を実感できるなど、やりがいが高いという。サラダホウレンソウは、屋外なら夏場は高温のため栽培できなくなるが、栽培環境を制御できるハウスでは年間を通じて安定供給できる。日照時間によって変わるが、年間19回収穫できるという。
障害者は、ハローワークを通じてパートで5人を採用する。販売の推移を見ながら、植物工場の拡張工事も検討する。三菱樹脂長浜工場では、「障害者の雇用が目的なので、採算は考えず、障害者が生き生きと働ける職場にしたい。これら販売先を探す」としている。
Image may be NSFW.
Clik here to view.
障害者雇用に向け建設が進む植物工場の農業ハウス(長浜市・三菱樹脂長浜工場)
京都新聞 - 【 2014年01月27日 12時13分 】
同社は、化学樹脂の多彩な製品を製造、販売しているが、野菜を作って販売するのは初めて。子会社の三菱樹脂アグリドリーム社が手掛ける太陽光利用型植物工場システムを導入する。
完全密閉で人工光を使った苗生産装置と養液栽培する農業ハウスを併用する。農業ハウスは、生産コストを下げるため、自然光を利用し、紫外線カットフィルムなどで栽培環境が制御できるため、計画的に安定して野菜が出荷できるという。
植物工場は、障害者にとって比較的容易に作業ができ、植物の成長を実感できるなど、やりがいが高いという。サラダホウレンソウは、屋外なら夏場は高温のため栽培できなくなるが、栽培環境を制御できるハウスでは年間を通じて安定供給できる。日照時間によって変わるが、年間19回収穫できるという。
障害者は、ハローワークを通じてパートで5人を採用する。販売の推移を見ながら、植物工場の拡張工事も検討する。三菱樹脂長浜工場では、「障害者の雇用が目的なので、採算は考えず、障害者が生き生きと働ける職場にしたい。これら販売先を探す」としている。
Image may be NSFW.
Clik here to view.

障害者雇用に向け建設が進む植物工場の農業ハウス(長浜市・三菱樹脂長浜工場)
京都新聞 - 【 2014年01月27日 12時13分 】