北九州市は4日の市議会保健病院委で、建て替え方針を決めた障害児の医療施設「市立総合療育センター」(小倉南区春ケ丘)再整備基本計画原案を報告した。近くの市障害者スポーツセンター跡地に2018年度移設を目指す。
現センター(3棟2〜4階建て)は1978年開設で老朽化が進み、09〜12年度で約1億3000万円の修繕費を要したという。市は11年度に建て替え方針を決め、昨夏から、識者や利用者による再整備基本計画等アドバイザー会議の提言を受けながら基本計画策定を進めている。
原案では新センターは4階建て1万9000平方メートル以内。小児科、精神科など現在の11診療科から、児童精神科、婦人科を加えた13科に増強する。病床も100床から165床に増やす。八幡西区にある旧市西部障害者福祉会館を改修し、16年度にセンター西部分所(5科)も開設する。総事業費は約90億円を見込む。
3〜4月ごろ、パブリックコメント(市民意見)を募集後、基本計画を完成させる。市障害者福祉課は「児童精神科で新患数が増えている発達障害に対応する。療育の中核施設として高度で専門的な医療を行う」と話している。
毎日新聞 2014年02月05日〔北九州版〕
現センター(3棟2〜4階建て)は1978年開設で老朽化が進み、09〜12年度で約1億3000万円の修繕費を要したという。市は11年度に建て替え方針を決め、昨夏から、識者や利用者による再整備基本計画等アドバイザー会議の提言を受けながら基本計画策定を進めている。
原案では新センターは4階建て1万9000平方メートル以内。小児科、精神科など現在の11診療科から、児童精神科、婦人科を加えた13科に増強する。病床も100床から165床に増やす。八幡西区にある旧市西部障害者福祉会館を改修し、16年度にセンター西部分所(5科)も開設する。総事業費は約90億円を見込む。
3〜4月ごろ、パブリックコメント(市民意見)を募集後、基本計画を完成させる。市障害者福祉課は「児童精神科で新患数が増えている発達障害に対応する。療育の中核施設として高度で専門的な医療を行う」と話している。
毎日新聞 2014年02月05日〔北九州版〕