聴覚障害者などに光の点滅で避難呼びかける警報装置の検証訓練

総務省消防庁は、火災が起きた際、聴覚障害者などに光の点滅で避難を呼びかける警報装置の効果を検証する訓練を行った。
羽田空港で行われた訓練では、場内放送だけを流した場合と、白い光が1秒に1回点滅する警報を作動させた場合を比べ、聴覚障害者が、どのように認識して避難できるのか検証した。
その結果、場内放送だけでは1人も気づかなかったのに比べ、光による警報では、参加した聴覚障害者全員が避難をした。
訓練に参加した人は「光るのを気づいた。ただ、本を読んでいたり、人と手話で話していたりすると気づかないかもしれない」と話した。
総務省消防庁は、1月までに、全国25カ所の病院や学校などに、光による警報装置を試験的に設置し、2013年度中に実験結果を取りまとめる予定。

FNN-(02/18 21:56)