県は10月から精神障害者が入院、通院した際に医療費を助成する制度を始める。19日、発表した。精神障害者への医療費助成は、これまで精神科の通院治療のみに限られており、制度の拡充を求める声があがっていた。
県保健予防課によると、助成対象は精神障害者保健福祉手帳の1、2級所持者。1医療機関につき月額500〜1千円を負担すれば、すべての診療科の入院、通院に適用される。
助成を受けるには領収書を添え、制度を実施する市町村に申請する必要があり、費用は県と市町村が半分ずつ負担する。対象となる県内の手帳所持者(昨年6月現在)は約5400人で、全体事業費は年間約7億5千万円になるという。
精神障害者への医療費助成制度の拡充を求めてきた住民団体の奥田和男共同代表は「手帳3級が対象から外されるなど課題も残っているが、素晴らしい決断に感謝したい」と話した。
朝日新聞 : 2014年2月20日03時00分
県保健予防課によると、助成対象は精神障害者保健福祉手帳の1、2級所持者。1医療機関につき月額500〜1千円を負担すれば、すべての診療科の入院、通院に適用される。
助成を受けるには領収書を添え、制度を実施する市町村に申請する必要があり、費用は県と市町村が半分ずつ負担する。対象となる県内の手帳所持者(昨年6月現在)は約5400人で、全体事業費は年間約7億5千万円になるという。
精神障害者への医療費助成制度の拡充を求めてきた住民団体の奥田和男共同代表は「手帳3級が対象から外されるなど課題も残っているが、素晴らしい決断に感謝したい」と話した。
朝日新聞 : 2014年2月20日03時00分