障害者向けの就労施設を宮城県内で運営している社会福祉法人「臥牛三敬(がぎゅうさんけい)会」の理事長、湯村利憲さん(66)が26日、神戸市中央区の市勤労会館で講演し、震災から間もなく3年を迎える被災地の現状と課題を報告した=写真。
講演は同区の住民で作る民間団体「中央区東日本大震災被災地プロジェクト」が主催。同団体が毎月、東北の被災地の障害者が作る商品を販売するバザーを開いている縁で、湯村さんを招いた。
湯村さんは講演で、障害者が働く同法人の店舗が津波で流された同県山元町の現状などを紹介。約700人の死者・行方不明者を出した同町では、被災者が仮設住宅から復興住宅に移り始め、新しい市街地が2年後までに完成する予定であることなどを報告した。
湯村さんは「『がんばれ』と励ましを受けるが、被災者はこれ以上がんばれない。神戸で『ともに』と思ってもらっていてありがたい」と話し、同じ被災者として共感する姿勢に感謝を示した。
MSN産経ニュース : 2014.2.27 02:06
講演は同区の住民で作る民間団体「中央区東日本大震災被災地プロジェクト」が主催。同団体が毎月、東北の被災地の障害者が作る商品を販売するバザーを開いている縁で、湯村さんを招いた。
湯村さんは講演で、障害者が働く同法人の店舗が津波で流された同県山元町の現状などを紹介。約700人の死者・行方不明者を出した同町では、被災者が仮設住宅から復興住宅に移り始め、新しい市街地が2年後までに完成する予定であることなどを報告した。
湯村さんは「『がんばれ』と励ましを受けるが、被災者はこれ以上がんばれない。神戸で『ともに』と思ってもらっていてありがたい」と話し、同じ被災者として共感する姿勢に感謝を示した。
MSN産経ニュース : 2014.2.27 02:06