狭山市に住む知的障害者の須賀大介さん(39)の初めての個展「大介の暮らし絵画展」が、同市新狭山二の「ギャラリー麦」で開かれている。三月二日まで。須賀さんは「将来は画家として自立したい」という夢を持っており、今回の個展はその第一歩となる。
さいたま市出身の須賀さんは一九九六年から昨年まで、狭山市内の社会福祉法人が運営する施設「スクエア」に入所していた。
絵画に目覚めたのは二年ほど前。絵画で障害者の自立を目指す川越市のNPO法人「あいアイ」の担当者の指導を受けたのがきっかけだった。
題材は自画像をはじめ、ひな人形、リュックや靴など身近な品物が大半。水彩やマーカーで画用紙に描き、はっきりとした色づかいが特徴だ。持ち前の集中力で、早いときには一日で仕上げる。
昨春に川越市内で絵画仲間の展示会を見て「次は僕が個展を開くんだ」と決意。昨夏に市内のグループホームに転居し、週一回のペースであいアイに通いながら、スクエアでも制作に打ち込んできた。昨年四月から今年初めまでに約百点を描き上げた。
今回の個展ではこのうち約三十点を展示。須賀さんは開催中は会場でも制作に取り組んでいる。
開館は午前十時〜午後六時。入場無料。問い合わせは、スクエアを運営する社会福祉法人「新」=電04(2958)7832=へ。
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個展の会場で笑顔を見せる須賀さん=狭山市で(市提供)
東京新聞 : 2014年2月28日
さいたま市出身の須賀さんは一九九六年から昨年まで、狭山市内の社会福祉法人が運営する施設「スクエア」に入所していた。
絵画に目覚めたのは二年ほど前。絵画で障害者の自立を目指す川越市のNPO法人「あいアイ」の担当者の指導を受けたのがきっかけだった。
題材は自画像をはじめ、ひな人形、リュックや靴など身近な品物が大半。水彩やマーカーで画用紙に描き、はっきりとした色づかいが特徴だ。持ち前の集中力で、早いときには一日で仕上げる。
昨春に川越市内で絵画仲間の展示会を見て「次は僕が個展を開くんだ」と決意。昨夏に市内のグループホームに転居し、週一回のペースであいアイに通いながら、スクエアでも制作に打ち込んできた。昨年四月から今年初めまでに約百点を描き上げた。
今回の個展ではこのうち約三十点を展示。須賀さんは開催中は会場でも制作に取り組んでいる。
開館は午前十時〜午後六時。入場無料。問い合わせは、スクエアを運営する社会福祉法人「新」=電04(2958)7832=へ。

個展の会場で笑顔を見せる須賀さん=狭山市で(市提供)
東京新聞 : 2014年2月28日