市が4月から、リサイクルと障害者就労支援へ
佐渡市は4月から、島内の公共施設などに専用のボックスを設け、パソコンや携帯電話といった小型家電の回収を始める。不燃ごみの減少やレアメタル(希少金属)などのリサイクルを進める狙い。回収した家電を障害者施設に有料で引き渡し、分解して資源化を進め、障害者の就労支援にもつなげる。
県内では現在、新潟、上越、見附の各市で専用ボックスを置き、家電を回収している。
佐渡市では、小型家電は小売店などが回収していたほかは有料の不燃ごみとして集められていた。市内3カ所のクリーンセンターで家電を分別していたが、処理しきれず処分されるものもあった。
市役所、支所、クリーンセンター、障害者施設など19カ所を拠点と位置づけ回収する。このうち市の施設14カ所には佐渡産のスギで作製した高さ約1メートルのボックスを置き、平日の施設の開館時間内に持ち込んでもらう。
回収するのはパソコン、携帯、ゲーム機、デジタルカメラなど28品目。市では年間20トンほどの家電をこのルートで回収し、ごみの減少と資源化を図りたい考えだ。
一方家電の回収、分解作業を市内二つの障害者通所施設「あんずの家」「まつはらの家」に委託。「リサイクルの推進と施設側の就労支援を同時にできれば」(市環境対策課)としている。
2施設では県内の小型家電分解に取り組む施設のネットワークに加入。昨年4月から独自にパソコンなどの家電回収、分解作業を行い、仕事や収益の確保を図ってきた。今回、市の回収ルートと結ばれ、市民の認知が進み家電の量が確保できると期待している。
同市両津湊のあんずの家では「島内では外注の仕事が少ないので、安定した家電の量が集まり、仕事や工賃につながるのは大変ありがたい」と歓迎している。
【新潟日報 ] 2014/02/28 10:19
佐渡市は4月から、島内の公共施設などに専用のボックスを設け、パソコンや携帯電話といった小型家電の回収を始める。不燃ごみの減少やレアメタル(希少金属)などのリサイクルを進める狙い。回収した家電を障害者施設に有料で引き渡し、分解して資源化を進め、障害者の就労支援にもつなげる。
県内では現在、新潟、上越、見附の各市で専用ボックスを置き、家電を回収している。
佐渡市では、小型家電は小売店などが回収していたほかは有料の不燃ごみとして集められていた。市内3カ所のクリーンセンターで家電を分別していたが、処理しきれず処分されるものもあった。
市役所、支所、クリーンセンター、障害者施設など19カ所を拠点と位置づけ回収する。このうち市の施設14カ所には佐渡産のスギで作製した高さ約1メートルのボックスを置き、平日の施設の開館時間内に持ち込んでもらう。
回収するのはパソコン、携帯、ゲーム機、デジタルカメラなど28品目。市では年間20トンほどの家電をこのルートで回収し、ごみの減少と資源化を図りたい考えだ。
一方家電の回収、分解作業を市内二つの障害者通所施設「あんずの家」「まつはらの家」に委託。「リサイクルの推進と施設側の就労支援を同時にできれば」(市環境対策課)としている。
2施設では県内の小型家電分解に取り組む施設のネットワークに加入。昨年4月から独自にパソコンなどの家電回収、分解作業を行い、仕事や収益の確保を図ってきた。今回、市の回収ルートと結ばれ、市民の認知が進み家電の量が確保できると期待している。
同市両津湊のあんずの家では「島内では外注の仕事が少ないので、安定した家電の量が集まり、仕事や工賃につながるのは大変ありがたい」と歓迎している。
【新潟日報 ] 2014/02/28 10:19