北九州市内の障害福祉事業所が連携して手がけた統一ブランド「北九州NUKUMORI(ぬくもり)」のお披露目をかねた展示販売が15日、北九州市小倉北区京町1、障害者自立支援ショップ「一丁目の元気」で始まった。28日まで。
ぬくもりブランドは、障害者の工賃や作業意欲の向上を目的に、北九州のイメージにあった商品開発に取り組もうと、市内の約120事業所が連携。大学教授らにアドバイスを受けながら、2012年4月から約2年がかりで商品開発に取り組んできた。第一弾としてスティック状のパンのグリッシーニ、芳香剤、ふりかけの3商品を完成させた。
グリッシーニは若松特産のトマトや市内で消費量の多いサバなど「北九州色」豊かな5種類で、各350円(12本入り)。県産天然木(クスノキ、ヒノキ)のチップを使用した芳香剤「森のかおり」(500円)は、北九州の街を走った旧デザインの西鉄バスをパッケージのデザインに採用。「ふりかけ物語」(500円)も、たけのこ、トマトなど珍しい味付けで、こちらは市内を走った路面電車をデザインに用いた。
今回は数量限定の試作品で、今後、寄せられた意見を参考に改良を加え、供給体制を整えたあと、早ければ5月頃には一般販売を始める。主催するNPO法人「北九州小規模連」の日高麻帆理事は「1つの事業所では限界があった発想や技術も、多くの事業所や専門家が手を結ぶことで可能性が広がり、北九州らしい商品ができた」と話し、「新しい物を作る、それが売れるという好循環になれば、利用者のやりがいや自信にもつながる」と期待していた。
![]()
販売が始まった統一ブランドの商品
(2014年3月16日 読売新聞)
ぬくもりブランドは、障害者の工賃や作業意欲の向上を目的に、北九州のイメージにあった商品開発に取り組もうと、市内の約120事業所が連携。大学教授らにアドバイスを受けながら、2012年4月から約2年がかりで商品開発に取り組んできた。第一弾としてスティック状のパンのグリッシーニ、芳香剤、ふりかけの3商品を完成させた。
グリッシーニは若松特産のトマトや市内で消費量の多いサバなど「北九州色」豊かな5種類で、各350円(12本入り)。県産天然木(クスノキ、ヒノキ)のチップを使用した芳香剤「森のかおり」(500円)は、北九州の街を走った旧デザインの西鉄バスをパッケージのデザインに採用。「ふりかけ物語」(500円)も、たけのこ、トマトなど珍しい味付けで、こちらは市内を走った路面電車をデザインに用いた。
今回は数量限定の試作品で、今後、寄せられた意見を参考に改良を加え、供給体制を整えたあと、早ければ5月頃には一般販売を始める。主催するNPO法人「北九州小規模連」の日高麻帆理事は「1つの事業所では限界があった発想や技術も、多くの事業所や専門家が手を結ぶことで可能性が広がり、北九州らしい商品ができた」と話し、「新しい物を作る、それが売れるという好循環になれば、利用者のやりがいや自信にもつながる」と期待していた。

販売が始まった統一ブランドの商品
(2014年3月16日 読売新聞)