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Channel: ゴエモンのつぶやき
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「障害者の才能開花へ」 芸術活動支援で拠点構想 加藤登紀子さんらがフォーラム 市川

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 障害者による芸術文化の振興を目指して、構想が持ち上がっている「国際ユニバーサルアートタウン」の設立に向けたフォーラムが、市川市の市文化会館で開かれ、同タウン設立準備委員会の会長を務める歌手の加藤登紀子さんらが参加した。

 同タウン構想は、障害のある人もない人も一緒になって楽しむことを目的として、2005年にNPO法人いちかわ市民文化ネットワークの主催で始まった「チャレンジド・ミュージカル」をきっかけにスタート。障害者によるさまざまなジャンルの芸術活動の職業化支援などを基本理念に掲げ、活動拠点の創設を目指す。

 設立準備委員会は、会長の加藤さんをはじめ、市社会福祉協議会、市川手をつなぐ親の会、県医師会など各種団体の代表者や堂本暁子前県知事ら十数人が加わり、昨年発足。施設の予定地などは未定だが、2016年をめどに劇場などを含む施設を建設する方針で、これから用地の選定などを進める。

 フォーラムでは加藤さんと同ネットワークの吉原廣代表理事らが登壇し、設立コンセプトを参加者と共有した。吉原氏は「障害者が持っている芸術的才能を開花させる新しい社会福祉活動の在り方を考え、障害者を中心に市民が芸術を楽しむためのセンターを建設したい」と主張。

 加藤さんは「ミュージカルに出演する障害者たちが自分の内からあふれる喜びを感じている姿は人を感動させる。命は本来、内からあふれるものだから。窮屈な現代社会で人間がそぎ落としてきたものを芸術を通して取り戻すことが必要。早く構想を実現させたい」と語っていた。


障害者らで作る「チャレンジド・ミュージカル」の出演者と一緒に歌って踊る加藤登紀子さん=市川市文化会館

2014年04月01日 11:06 千葉日報

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