佐賀県は1日、佐賀市白山の「佐賀商工ビル」に設置した聴覚障害者の支援や国際化の拠点となる3施設の合同オープニングイベントを開いた。外国人や聴覚に障害のある人たちが、両手首を振る手話の「拍手」で完成を祝った。
4階の県聴覚障害者サポートセンターは、障害手帳の有無に関係なく、聞こえ方に不安を持つ人の幅広い相談に応じるのが特徴で、公的な情報提供施設としては九州初の取り組み。手話通訳や要約筆記者の養成、手話と字幕入り映像制作をサポートする。指定管理者となる県聴覚障害者協会の坂本和也監事は「手話を知らず、仲間と出会う前はコミュニケーションでつらい思いをした。たくさんの人にセンターを利用してほしい」と呼び掛けた。
1階の県国際交流プラザには、県庁内にあった県国際交流協会が入居。県内在住の外国人や家族のサポートとして、子育てや医療、教育などの生活相談、通訳ボランティアの養成に取り組む。大型モニターや調理実習室を備えた開放的な空間で、県民との交流イベントも開催する。
4階の県国際ビジネスサポートオフィスには、県国際経済・交流課や県貿易協会、上海デスクが入居。同じフロアに入る日本貿易振興機構(ジェトロ)の地域事務所と連携し、1カ所で対応可能なワンストップの海外ビジネス支援を展開する。
オープニングイベントで古川康知事は日本語、韓国語、英語、手話の4パターンであいさつ。「3施設は佐賀の中心部にどうしても必要だと思っていた。ここは人と人をつなぐ場所」と述べ、障害者も外国人も集う「まちなか」の実現に意欲を見せた。
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聴覚障害者や外国人ら両手首を振る手話の「拍手」で県の支援施設のオープンを祝った=佐賀市白山の佐賀商工ビル「国際交流プラザ」
2014年04月01日更新 佐賀新聞
4階の県聴覚障害者サポートセンターは、障害手帳の有無に関係なく、聞こえ方に不安を持つ人の幅広い相談に応じるのが特徴で、公的な情報提供施設としては九州初の取り組み。手話通訳や要約筆記者の養成、手話と字幕入り映像制作をサポートする。指定管理者となる県聴覚障害者協会の坂本和也監事は「手話を知らず、仲間と出会う前はコミュニケーションでつらい思いをした。たくさんの人にセンターを利用してほしい」と呼び掛けた。
1階の県国際交流プラザには、県庁内にあった県国際交流協会が入居。県内在住の外国人や家族のサポートとして、子育てや医療、教育などの生活相談、通訳ボランティアの養成に取り組む。大型モニターや調理実習室を備えた開放的な空間で、県民との交流イベントも開催する。
4階の県国際ビジネスサポートオフィスには、県国際経済・交流課や県貿易協会、上海デスクが入居。同じフロアに入る日本貿易振興機構(ジェトロ)の地域事務所と連携し、1カ所で対応可能なワンストップの海外ビジネス支援を展開する。
オープニングイベントで古川康知事は日本語、韓国語、英語、手話の4パターンであいさつ。「3施設は佐賀の中心部にどうしても必要だと思っていた。ここは人と人をつなぐ場所」と述べ、障害者も外国人も集う「まちなか」の実現に意欲を見せた。
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聴覚障害者や外国人ら両手首を振る手話の「拍手」で県の支援施設のオープンを祝った=佐賀市白山の佐賀商工ビル「国際交流プラザ」
2014年04月01日更新 佐賀新聞