Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

比較的重い障害者、社会との接点配慮 大崎の福祉NPO法人、設立 /宮城

 福祉NPO法人「ユアパートナーおおさき」は1日、比較的重い障害を持つ利用者の社会参加を図る通所型の生活介護事業所「つばさ」(大崎市田尻通木)を設立した。

 同法人代表の山下勝英さん(45)は20代から障害者福祉に取り組む。利用者の心の尊厳を常に意識しながら、介護スタッフも一緒によりよく変わっていく施設をと、同法人を発足した。

 日常動作の介護に加え、自動車の洗車や入浴剤づくり、古紙回収など利用者がこなせる作業を導入。少額ながら月給を払い、そのお金で買い物を楽しんでもらうなど、社会との接点を絶えず維持できるよう配慮する。

 つばさの利用定員は20人。利用契約はこれからだが、既に数件の問い合わせが寄せられている。スタッフは介護支援専門員と介護福祉士の両資格を持つ山下さんと生活支援員4人、パート看護師1人の計6人。大型民家を借り上げ改修した。

 山下さんによると、比較的障害の重い利用者を対象にした市内の生活介護事業所は3カ所で、不足しているという。利用希望などの問い合わせは、つばさ電話0229・25・6587。

毎日新聞 2014年04月02日 地方版

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>